モスクワ州で大規模なドローン攻撃、3人が死亡。石油精製所も標的に
ウクライナによる大規模な長距離ドローン攻撃がロシア本土の複数の地域を襲い、首都モスクワ近郊で死傷者が発生しました。今回の攻撃は、ロシア側によるウクライナへのミサイルやドローン攻撃が数日間続いていたことを受けたものとみられています。
モスクワ州における人的被害
モスクワ州のアンドレイ・ヴォロビョフ知事の発表によると、夜間の攻撃により少なくとも3人が死亡しました。被害が確認されたのは以下の地域です。
- ヒムキ市: 無人機(UAV)が民家に衝突し、女性1人が死亡。現在も瓦礫の下に人が取り残されている可能性があります。
- ムィティシ市(ポゴレルキ村): 建設中の住宅にドローンの破片が落下し、男性2人が死亡しました。
石油精製所への攻撃と運営への影響
また、戦略的な重要拠点である「モスクワ精製所」も攻撃の標的となりました。土曜日の夜、ドローン攻撃によって以下の被害が出たことが報告されています。
- 建設作業員数名が負傷し、住宅4棟が損傷。
- セルゲイ・ソビャニン・モスクワ市長によれば、暫定的なデータで12人が負傷したとのことです。
ただし、市長は「工場の操業に支障は出ていない」と述べており、インフラとしての機能は維持されている模様です。
空前規模のドローン投入と防空体制
今回の攻撃は、その規模の大きさで注目を集めています。モスクワ市および州における防空体制の稼働状況は以下の通りです。
- モスクワ上空: 過去24時間で120機のウクライナ製ドローンを撃墜。
- ロシア全土: ロシア国防省は、昨夜から今朝にかけて国内各地で合計556機のドローンを撃墜したと発表しました。
長距離攻撃が首都圏の住宅地や重要施設にまで及んでいる現状は、戦況の激化と、攻撃手段の多様化を物語っています。双方による激しい応酬が続く中で、民間への影響をどう抑えるのか、国際社会の視線が集まっています。
Reference(s):
3 killed in overnight drone attacks on Moscow region, oil refinery hit
cgtn.com