中国とセルビアが戦略的協力を深化へ:AIやグリーンエネルギーなど新分野での連携を加速
中国とセルビアが、伝統的なインフラ整備から最先端テクノロジーまで、より広範な協力関係を築くことで合意しました。両国は開発戦略をより密接に連携させ、次世代の成長エンジンを共に育成することを目指しています。
伝統的なインフラ協力から次世代の成長戦略へ
習近平国家主席は、中国を国賓として訪問しているセルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領との会談において、両国の連携をさらに強める方針を示しました。具体的には、以下の取り組みを推進することが確認されています。
- 「一帯一路」における中期アクションプランの着実な実施
- 交通およびエネルギーインフラなどの基幹整備における協力推進
これまでも強い関係を築いてきた両国ですが、今後はより具体的な計画に基づいた戦略的なアプローチへと移行する形となります。
AIやデジタル経済など、新領域でのパートナーシップ
今回の会談で特に注目されるのが、科学技術の革命や産業構造の変化に対応した「新分野」への注力です。習主席は、以下のようなエマージング・セクター(新興分野)での協力を拡大すべきだと強調しました。
- 人工知能(AI)とデジタル経済:効率的な社会システムの構築と経済活性化
- グリーンエネルギー:脱炭素社会に向けた環境技術の共有
- 高度製造業:次世代の製造プロセスによる産業競争力の向上
単なる物資のやり取りだけでなく、知的財産や最先端技術の連携を深めることで、両国にとって新たな経済成長のドライバーとする狙いが見て取れます。
「人と人」の交流を促すソフト面の連携
経済や技術だけでなく、文化や教育、観光といった、より草の根レベルでの交流を促進する施策についても言及されました。
- ビザ免除政策の積極的な活用
- 自由貿易協定(FTA)による経済的ハードルの低減
- 直行便の拡充による物理的な距離の短縮
文化、スポーツ、教育といった多角的な交流を通じて、相互理解を深めることで、政治・経済的な結びつきに人間味のある厚みを加えようとするアプローチです。
Reference(s):
Xi calls on China, Serbia to advance wide-ranging cooperation
cgtn.com