「冷資源」が市場を動かす:第9回 吉林氷雪産業国際博覧会の見どころ video poster
中国本土・東北部で開かれている「第9回 吉林氷雪産業国際博覧会」は、氷雪(アイス&スノー)産業を“製品”だけでなく“産業の連なり”として見せる場になっています。420の企業・出展者が集まり、32の国・地域が関わるスケール感は、雪や寒さといった「冷資源」がいま、国際ビジネスの言語で語られていることを印象づけます。
吉林の「Ice and Snow Expo」とは何か
今回の博覧会は、氷雪産業を高品質化していく中国の動きを背景に、幅広いプレイヤーが集まる国際イベントとして位置づけられています。CGTNはライブ配信で会場を巡り、来場者の目線で最新動向を伝えています。
会場で注目される“技術の進化”
ライブ配信で紹介されているのは、たとえば次のような領域です。
- 航空宇宙グレードのスキー装備:素材・設計思想をスポーツに転用し、軽さや耐久性などを追求する流れ
- スマート造雪(スノーメイキング)技術:造雪の効率化や運用の高度化を支える技術
- インドアスキー体験:屋内での滑走体験を通じて、施設・運営・機器まで含む需要を可視化
“ギアがすごい”で終わらせず、装備・設備・運営の接続まで見せるのが、この博覧会の特徴だと言えそうです。
「冷資源、熱い商談」— なぜいま氷雪産業なのか
キーワードは、タイトルにもある「Cold resources, hot deals」。雪や寒さは従来、地域固有の自然条件でしたが、いまは技術と投資、国際協力によって市場機会として再編集されつつあります。
CGTNのライブでは、世界の市場ニーズ(何が求められているのか)を読み解きながら、国際協力(共同開発や供給網の組み方など)の可能性にも触れ、視聴者の質問にリアルタイムで答える構成になっています。
「産業チェーン全体」を見ると、景色が変わる
氷雪産業は、スキー板やウェアのような完成品だけでなく、素材、製造、造雪、施設運営、体験設計までが連動します。博覧会が「産業チェーン全体」を前面に出すことで、次のような論点が見えやすくなります。
- どの工程に革新が起きているか(素材なのか、設備なのか、運営なのか)
- 国際連携が必要になる地点(部材調達、標準化、共同開発など)
- “体験”が市場を伸ばす仕組み(インドア施設の拡張が需要を下支えするのか)
今後の見どころ:ライブ配信が投げかける問い
今回のライブは「何が新しいか」を紹介するだけでなく、「なぜそれが求められるのか」を解説しようとしています。氷雪産業をめぐる議論は、気候条件、技術、国際需給という複数の要素が絡み合うため、ひとつの展示会を入口に全体像へ近づくのは有効です。
“冷資源”が“熱い市場”につながるプロセスを、どこまで透明に、持続的に設計できるのか。会場の技術展示は、その問いを静かに突きつけているようにも見えます。
Reference(s):
Live: Cold resources, hot deals: Inside Jilin's epic Ice and Snow Expo
cgtn.com







