中国と英国が経済・金融協力を強化へ 北京で第11回中英経済財務対話
中国と英国が経済・金融協力を強化へ 北京で第11回中英経済財務対話
中国と英国が北京で開いた第11回「中英経済財務対話」で、両国が経済・金融協力の一層の拡大で一致しました。国際情勢が揺れる中で、両国関係をどのように安定させようとしているのでしょうか。
北京で第11回「中英経済財務対話」を開催
中国と英国は土曜日、北京で第11回「中英経済財務対話」を開催し、経済と金融の分野で協力をさらに広げていくことで合意しました。この対話は、両国が経済政策や金融協力について意見を交わすハイレベルな枠組みです。
会合は、中国の何立峰副首相と、英国のレイチェル・リーブス財務相が共同議長を務め、対話の「首席代表」として議論を主導しました。
中国側「戦略的パートナーとして協力拡大」
何副首相は、中国は英国とともに、両国首脳が達成した重要なコンセンサスを着実に実行に移したいと述べました。そのうえで、中英関係を「戦略的パートナー」として位置づけ、これを維持していく考えを示しました。
さらに、意思疎通と対話を一段と強化し、経済・金融協力を拡大することで、安定的で互恵的な中英関係の発展に、より大きな原動力を与えたいと強調しました。
国際経済の不確実性が高まる中で、主要国同士が「安定」と「互恵」をキーワードに協力の方向性を確認した点は、2025年の今の世界情勢を考えるうえでも意味のある動きと言えます。
英国側「一貫し、持続的で相互尊重の関係を」
これに対し、リーブス財務相は、英国としても経済と金融の分野で中国との実務的な協力を強化する意向を示しました。
そのうえで、両国の関係を「一貫性があり、持続的で、互いに尊重し合う」ものとして発展させたいと述べ、対話と協力を通じて長期的な関係づくりを重視する姿勢を打ち出しました。
英国にとっても、中国との経済・金融協力は、成長戦略や金融市場の安定に関わる重要なテーマです。今回の対話は、その方向性を確認する場になったとみられます。
互恵的な成果と合意、金融サービス分野でも対話
対話の中で、両国は経済と金融に関する協力で、一連の互恵的な成果とコンセンサスに達したとしています。具体的な項目は示されていないものの、協力を深める意思を改めて確認した格好です。
何副首相とリーブス財務相は、第11回の経済財務対話に加えて、第4回「中英金融サービス・サミット」にも出席しました。金融サービス・サミットは、両国の金融サービス分野に焦点を当てた対話の場です。
経済財務対話と金融サービス・サミットを組み合わせることで、政策レベルと実務レベルの両面から協力を進めていく狙いがうかがえます。
2025年の国際経済の中で、中英関係はどう位置づけられるか
2025年の今、世界経済は地政学リスクや金融市場の変動など、多くの不確実性に直面しています。その中で、中国と英国が経済・金融協力の深化を確認したことには、次のような意味があると考えられます。
- ハイレベル対話の継続によって、両国関係の安定性を高めることができる
- 金融分野での協力強化は、市場の信頼感や予見可能性の向上につながる
- 互恵的な成果の積み重ねが、企業や投資家にとってのビジネス環境改善に結びつく可能性がある
中英経済財務対話は今回で11回目となりました。継続的な枠組みを通じて積み重ねられる合意が、どこまで実際の政策やビジネスにつながるのか。今後の具体的な動きを追いながら、中英関係の変化を見ていくことが、2025年の国際ニュースを読み解くうえで一つのポイントになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








