イランとロシア外相が緊急電話 国連安保理の緊急会合を協議
2026年2月28日、米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃を受け、イランのアッバス・アラグチ外相とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が緊急に電話会談し、国連安全保障理事会(安保理)の対応が焦点になっています。
緊急電話会談で何が話し合われたのか
中国メディアグループ(CMG)によると、アラグチ外相とラブロフ外相は2月28日(土)に緊急の電話会談を実施しました。会談は、米国とイスラエルがイランに対して行った軍事攻撃の直後に行われたとされています。
イラン側「複数都市への攻撃」 学校へのミサイル攻撃も非難
報道によれば、アラグチ外相は「複数のイランの都市が攻撃を受けた」として、厳しい状況について詳細に説明しました。とりわけ、同日朝にミナブの学校がミサイル攻撃を受けた点を強く非難したといいます。
- 攻撃対象:ミナブの学校(民間の教育施設)
- 被害:少なくとも女子生徒51人が死亡
また、アラグチ外相は、こうした行為を「侵略行為」と位置づけ、国連憲章の基本原則に反し、国際の平和と安全を損なう「犯罪」だと述べたとされています。
アラグチ外相は、国際社会、とりわけ国連安保理に対し、攻撃を行った側の法的・道義的責任を問う行動を取るよう求めたと報じられています。
さらに同外相は、イランには「あらゆる手段で自国を防衛する権利がある」と改めて表明したとされています。
ロシア側は攻撃を非難、安保理の緊急会合を支持
CMGによると、ラブロフ外相はイランへの攻撃を非難し、現在の危機的状況に対処するため、国連安保理の緊急会合を開くことを支持したといいます。
安保理が焦点になる理由:軍事から外交へ「場」を移せるか
安保理の緊急会合が実現すれば、当事者の主張が国連の場で示されるだけでなく、国際社会としての対応(沈静化の呼びかけ、人道面の議論、追加協議の枠組みなど)を組み立てるきっかけになり得ます。一方で、緊張が高まる局面ほど、言葉の応酬が先行して事態の収束が難しくなる可能性もあります。
今後の注目点
- 国連安保理の緊急会合が実際に開かれるか
- イランが主張する被害状況と国際的な議論の行方
- 追加の軍事行動の有無と、外交ルートでの緊張緩和の動き
今回の電話会談は、軍事的な応酬が続くなかで、国連という多国間の場に議論を戻せるかどうかを占う動きとして注目されます。
Reference(s):
Foreign ministers of Iran, Russia hold emergency conversation on phone
cgtn.com








