世界海洋デー特集:深い青の魔法と私たちの未来
6月8日は World Oceans Day(世界海洋デー)とされており、海が「生命の揺りかご」であり「地球の肺」として果たしている役割にあらためて目を向ける日です。2025年の今、深い青の世界をどう守り、どう生かしていくのかは、国際ニュースの大きなテーマでもあります。
6月8日は「世界海洋デー」 深い青に目を向ける日
世界海洋デーは、海の重要性を祝うと同時に、その現状や未来について「考えるきっかけ」を与えてくれる日です。私たちの日常からは見えにくい存在でありながら、海は気候や食料、経済にまで影響を与えています。
2025年も6月8日の世界海洋デーを通じて、さまざまな場所で海洋保護や海の活用をめぐる議論や取り組みが続いています。カレンダー上の一日を越えて、海とどう関わるのかを問い直すタイミングだと言えるでしょう。
「生命の揺りかご」であり「地球の肺」でもある海
世界海洋デーの説明としてよく使われるのが、海は「生命の揺りかご」であり「地球の肺」だという比喩です。太古から多様な生き物を育んできた海は、今もなお膨大な生物多様性の源となっています。
さらに、海は大気と熱や二酸化炭素をやり取りし、気候を緩やかにする役割も担っています。その一方で、海が汚れたり、生態系のバランスが崩れたりすれば、私たちの暮らしや経済にも静かに影響が及びます。「地球の肺」を健康に保てるかどうかは、人間社会の持続可能性とも直結しています。
プランクトンからハダル帯の未知の生き物まで
海の主役というとクジラやサメを思い浮かべがちですが、世界海洋デーが照らすのは、目に見えないほど小さな存在から、想像しがたい深さに生きる生物まで、幅広い世界です。
もともとの紹介文でも、次のような存在が挙げられていました。
- 顕微鏡でしか見えない微小なプランクトン
- 高圧と暗闇の中に暮らす謎多き深海生物
- 海溝の最深部近くに広がる「ハダル帯」の生き物たち
プランクトンは食物連鎖の土台であり、海の生態系全体を支えています。一方、ハダル帯のような極限環境に適応した生き物は、生命とは何かという根本的な問いを投げかけます。ふだん意識することのない存在に目を向けることも、世界海洋デーの大切なポイントと言えます。
写真が伝える「深い青」の物語
紹介文には、深い青の世界を切り取った写真シリーズに触れ、「普段目にすることのない希少な生き物を見てみよう」と呼びかける一節もありました。視覚的な体験を通じて海を知ることは、数字や統計とは違う形で私たちの感覚に働きかけます。
深海の生き物や多様な海洋生態系、最新の深海探査の様子などをとらえた写真は、海との距離をぐっと縮めてくれます。「こんな生き物が同じ地球にいるのか」という驚きが、海洋保護や環境問題を自分ごととして捉える入口になることも少なくありません。
深海テクノロジーと広がるブルーエコノミー
近年の海洋をめぐる国際ニュースでは、最先端の深海テクノロジーと「ブルーエコノミー(青い経済)」というキーワードも注目されています。紹介文でも、深海を探る技術や青い経済の広がりが世界海洋デーの文脈で取り上げられていました。
深海探査ロボットや高性能の観測機器などのテクノロジーは、これまで人間が近づけなかった深度の世界を少しずつ明らかにしつつあります。そのデータは、科学研究だけでなく、将来の海洋資源の利用や災害リスクの理解にもつながっていきます。
ブルーエコノミーとは、海洋資源や海の空間を生かしながら、環境への負荷を抑え、持続可能な成長をめざす考え方です。再生可能エネルギー、観光、水産業など、さまざまな分野が海と結び付きながらも、海の健康を損なわない方向を模索しています。
海を守るために、今日からできること
紹介文は、海洋保護の取り組みと広がるブルーエコノミーにも触れています。大きなプロジェクトや政策だけでなく、日常の小さな選択もまた、海の未来に影響を与えます。
たとえば、次のような行動が考えられます。
- 使い捨てプラスチックを減らし、ごみの分別やリサイクルを意識する
- 水産物を選ぶときに、資源に配慮したラベルや情報に目を通す
- 海や川の清掃活動など、地域の環境保全の取り組みに参加してみる
- 深海や海洋保護に関する記事や写真シリーズを、家族や友人、SNSで共有する
世界海洋デーは一年に一度の記念日ですが、海に支えられている私たちの暮らしは365日続いています。深い青の世界に宿る「魔法」のような多様性を守るかどうかは、遠い誰かではなく、私たち一人ひとりの選択にも関わっています。
スマートフォンの画面越しに見る深海の生き物や、最新の海洋テクノロジーの映像は、世界のどこにいても海とつながる入口です。今年の世界海洋デーをきっかけに、自分なりの「海との距離感」を見直してみるのも良さそうです。
Reference(s):
cgtn.com








