麗江古城で習近平が雲南コーヒー 観光と中国ブランド戦略 video poster
麗江古城で習近平が雲南コーヒー 観光と中国ブランド戦略
中国の習近平国家主席が南西部・雲南省の麗江市を視察し、石畳の通りが続く古い街並みを歩きながら、地元の住民や観光客と交流しました。その中で住民に「雲南コーヒー」を勧められ、雲南の一杯を通じて中国の魅力と発信力を語る場面がありました。
石畳の街を歩き、住民や観光客と交流
習近平国家主席は、水曜日の午後に麗江市を訪れ、石畳の敷かれた通りを歩きました。沿道には地元の人びとや観光客が集まり、温かく出迎えたとされています。最高指導者が街を歩き、人びとの声に耳を傾ける様子は、政治ニュースでありながらどこか日常に近い風景でもあります。
住民から誘われた「雲南コーヒー」
散策の途中、1人の住民が習主席を「雲南コーヒー」に招待しました。地名を冠したこのコーヒーは、雲南の街ならではの飲み物として親しまれていることがうかがえます。
この誘いに対して、習主席は英語で次のように応じました。
"Yunnan coffee represents China and is well-loved abroad."
日本語にすれば「雲南コーヒーは中国を代表し、海外でも広く愛されています」といった意味合いです。地域の一杯を「中国を代表する存在」と表現し、その人気が海外にも広がっていると語った点が印象的です。
一言コメントににじむ「地域ブランド」への視線
この発言は、単に地元の飲み物をほめただけの場面とも受け取れますが、別の角度から見ると、いくつかのポイントが浮かび上がります。
- 地方の特産品を「中国を代表する」と位置づけていること
- 雲南という特定の地域を、国家全体のイメージと結びつけていること
- 「海外でも愛されている」と、国際的な広がりを強調していること
2025年の今、各国がコーヒーやお茶、食文化を通じてイメージ発信を強める中で、雲南コーヒーへの言及は、中国の地域ブランドを世界につなげるメッセージとも読み取ることができます。
観光地から見える、中国の発信力
この場面が象徴的なのは、発言の舞台が観光地の「古い街並み」だという点です。歴史を感じさせる石畳の通りを背景に、地元の飲み物が語られることで、
- 観光地としての雰囲気
- 地域の暮らしや文化
- 特産品を通じた国際的な発信
といった要素が、一つのニュースの中で重なります。これは、ハイレベルな外交交渉や経済指標とは違うかたちで、中国を外に伝える「ソフトな発信」の一例と言えます。
日本から読む「ローカル×グローバル」の流れ
日本でも、各地のコーヒー、紅茶、日本茶、クラフトビールなどを通じて、地域の魅力を国内外に伝えようとする動きが広がっています。雲南コーヒーを「中国を代表する」と語った今回の場面は、アジア各地で進む「ローカルな一杯」がグローバルな文脈につながる流れを象徴しているとも考えられます。
国際ニュースを日本語で追う私たちにとっても、「どの国の、どの地域の、どんな日常の一コマが世界と結びついているのか」という視点は、これからますます重要になっていきそうです。
一杯のコーヒーが映す、日常と国際ニュースの交差点
麗江の古い街並みで交わされた、習近平国家主席と住民との短いやり取り。その中心にあったのは、一杯の「雲南コーヒー」でした。
大きな政策発表ではない、ささやかな場面だからこそ、
- 地域の誇り
- 中国のブランドイメージ
- 観光と国際発信のつながり
といったテーマが、やわらかく浮かび上がってきます。ニュースを読むとき、こうした「日常の中の一言」にも目を向けてみると、中国やアジアの動きが少し違って見えてくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








