英検察、アンドルー氏とマンデルソン氏のエプスタイン関係で警察と連携
2026年2月、英国の検察当局が、アンドルー・マウントバッテン=ウィンザー氏とピーター・マンデルソン元駐米英国大使のジェフリー・エプスタイン氏との関係をめぐる捜査について、警察と連絡を取り合っていると明らかにしました。王室と政界にまたがる疑惑だけに、捜査の進み方と「検察がどの段階で関与するのか」が注目されています。
検察トップ「警察と緊密に連絡、ただし正式助言はまだ」
英検察庁(Crown Prosecution Service, CPS)のトップであるスティーブン・パーキンソン氏は(水曜日)、記者団に対し、アンドルー氏の件ではテムズ・バレー警察、マンデルソン氏の件ではロンドン警視庁(Metropolitan Police)がそれぞれ捜査を進めており、CPSが両警察と連絡を取っていると説明しました。
パーキンソン氏は「メト(ロンドン警視庁)とテムズ・バレー警察と緊密に連絡しているが、正式な助言を求められてはいない」と述べています。また、複雑でセンシティブな案件では検察と警察が協働することがあるとしつつ、「現時点では接触した段階で、逐一の進捗を出すことはしない」としました。
アンドルー氏:機密の英国貿易文書を共有した可能性が焦点に
アンドルー氏をめぐっては、メールの内容から、エプスタイン氏に対して英国の貿易に関する機密文書を共有した可能性が示唆されたとされています。
バッキンガム宮殿は(月曜日)、アンドルー氏に関するいかなる警察捜査にも協力する用意があると表明しました。捜査の独立性を尊重しつつ、王室としてどのような情報提供や対応を行うのかも、今後の関心点になりそうです。
マンデルソン氏:「公職上の不正行為」疑惑で別件捜査
マンデルソン氏は別件で、「公職上の不正行為(misconduct in public office)」に当たるとされる疑いで捜査を受けているとされています。報道によれば、2008年の世界金融危機の最中に政府閣僚だった時期、エプスタイン氏に市場に影響し得る情報(マーケット・センシティブ情報)を漏えいしたとの主張が背景にあります。
この種の疑惑は、情報の内容そのものだけでなく、情報管理の仕組みや説明責任のあり方も同時に問われやすい点が特徴です。
「警察の捜査」と「検察の判断」はどう交わるのか
英国では一般に、警察が証拠収集と捜査を担い、CPSが起訴の可否など法的判断に関与します。パーキンソン氏の発言は、現時点ではCPSが正式な法的助言(起訴に向けた具体的判断)を求められていない段階でありつつも、捜査当局と連絡を取り、必要に応じて協働し得る状況を示しています。
今後の注目点:何が「次の節目」になるか
- 警察がCPSに正式な助言を求めるタイミング(捜査がどこまで進んだと判断されるか)
- メールや内部資料など、具体的な証拠の位置づけ(共有・漏えいの事実認定の焦点)
- 捜査の透明性と説明の範囲(「逐次アップデートはしない」との方針の中で、どこまで公表されるか)
今回の件は、個人の疑惑にとどまらず、権限を持つ立場にある人の情報の扱いと、公的機関が「慎重さ」と「説明」をどう両立させるかを静かに問うニュースでもあります。
Reference(s):
UK prosecutors work with police over Andrew, Mandelson's Epstein ties
cgtn.com








