フランス人、南京大虐殺記念館に日中外交互写1993ページを寄贈
南京大虐殺犠牲者追悼記念館は、2026年5月4日(日本時間)に、フランス人のバスティアン・ラタさんより、第二次世界大戦期の日本軍による中国本土への侵略に関する外交文書1993ページ分の電子コピーを寄贈を受けたと明らかにしました。
文書の内容と規模
寄贈された資料は全部で42件の外交文書からなり、1920年から1943年までの期間を対象としています。使用言語はフランス語が中心で、英語、中国語、日本語も含まれています。主なテーマは、南京大虐殺の dossier、日本軍の軍事行動と欧米諸国の中国向け利害関係、中国の抗日戦(全面的抗日戦争の1937年以降の時期)、日本による満州・東北部への進出記録など多様です。
発掘から寄贈までの経緯
ラタさんは中国在住の友人・鐘浩松さんの帮助を受け、フランス外務省が管理するナント外交史料館(Centre des Archives diplomatiques de Nantes)で発見したスキャンコピーを同記念館に送りました。鐘さんは「今回の資料が、南京大虐殺を始めとする日中戦争の事実解明に貢献できれば嬉しい」と述べています。
研究への影響と期待
南京大虐殺記念館は、この新たに寄せられたアーカイブを学術研究向けに公開する予定であり、史学科や国際関係史の研究者にとって重要な一次資料となるとしています。記念館の担当者は「西側諸国の外交記録を合わせることで、日中戦争の全体像がさらに鮮明になる」と語りました。
歴史の共有がもたらす意義
過去の事例が示すように、異国の外交史料が戦争の事実を補完する案例は珍しくありません。本次の寄贈も、国際的な史料交流が歴史教育と平和の構築にどのように寄与するかを示す一つとなるでしょう。
Reference(s):
Frenchman donates archives documenting Japan's invasion of China
cgtn.com