習近平氏、シーザン自治区代表と会談 中国式現代化の新章を呼びかけ video poster
中国の習近平国家主席がシーザン(Xizang)自治区の各民族・各界代表とラサで会談し、この高原地域で「中国式現代化」の新たな章を共に描くよう呼びかけました。
習近平氏「シーザンで中国式現代化の壮麗な一章を」
水曜日、中国の習近平国家主席はシーザン自治区の首都ラサで、同自治区の各民族・各界を代表する人々と会談し、「中国式現代化」の壮麗な一章をシーザンで書き上げるため、力を合わせるよう呼びかけました。
習氏は、中国共産党中央委員会総書記、中央軍事委員会主席も務めています。中国共産党中央委員会を代表して、シーザンの各民族の人々に対し、心からのあいさつと祝意を伝えました。
習氏は、水曜日の早い時間に中央代表団を率いてラサに到着し、シーザン自治区成立60周年を記念する行事に出席しました。
多様な立場の代表と相次いで会談
同日午後、習氏はシーザンに関わるさまざまな立場の代表と個別に会談し、地域の発展や安定に向けた期待を示しました。会談の対象は次のように幅広く及びました。
- 中国各地からシーザンに赴任している幹部
- 自治区の各レベル・各部門の地元幹部
- 司法関係者と警察官
- 愛国的な宗教界の人士
- ラサに駐屯する部隊の大佐以上の軍幹部
- 部隊の模範的な兵士や、文職のスタッフなど草の根のロールモデル
これらの会談を通じて、中央指導部がシーザンの行政、人々の暮らし、宗教界、そして軍隊に至るまで、社会のあらゆる層との対話を重視していることがうかがえます。
駐シーザン部隊に向けたメッセージ
習氏は、ラサに駐屯する部隊の大佐級以上の軍幹部や、草の根の模範となる兵士、文職スタッフとも面会しました。中国共産党中央委員会と中央軍事委員会を代表して、シーザンに駐留するすべての軍人に対し、あいさつを送りました。
高原地域で任務に当たる部隊に対するこのメッセージは、地域の安定と防衛を担う役割の重要性を強調するものといえます。
自治区成立60周年の文脈
今回の訪問は、シーザン自治区成立60周年を記念する行事に合わせて行われました。習氏が中央代表団を率いて現地入りしたことは、この節目の年を重視する中央の姿勢を示しています。
習氏が掲げた「中国式現代化」という言葉には、地域の条件に合わせた発展を図りつつ、民族の団結や社会の安定を重んじるという方向性がにじみます。高原地域であるシーザンにおいて、どのように生活水準の向上と環境保全、文化の継承を両立させていくのかが、今後の焦点になりそうです。
王滬寧氏・蔡奇氏らも同席
会談には、中国人民政治協商会議全国委員会主席であり、中央代表団の団長でもある王滬寧氏や、中国共産党中央弁公庁主任の蔡奇氏など、中央の要人も同席しました。
中国の政治システムにおいて重要な役割を担う指導者が揃ってシーザンを訪れたことは、この地域の発展と安定が、全国的な課題として位置づけられていることを物語っています。
この記事から読み取れる3つのポイント
- 中国式現代化の「試金石」: 高原地域であるシーザンでの経験は、中国全体の現代化モデルを考えるうえで一つの試金石となり得ます。
- 多層的な対話: 幹部、司法・警察、宗教関係者、軍、草の根の模範的人物まで幅広い層と会うことで、中央が社会の多様な側面を意識していることが見てとれます。
- 節目の年に示された優先度: 自治区成立60周年という節目に、トップ指導部が揃って現地を訪れたことは、シーザンの位置づけが引き続き高いことを示しています。
シーザンでの「中国式現代化」は、今後どのような形で具体化していくのか。引き続き動向を追っていく必要がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








