中国・昌楽県「チャイナ・ジェム・シティ」で宝探し ギターの町の意外な素顔 video poster
中国東部の昌楽県は、世界の電気ギターの約3分の1を生産する「ギターの町」として知られていますが、実は宝石取引の拠点「チャイナ・ジェム・シティ」としても存在感を高めています。中国の「Made in China」の舞台裏を伝えるCGTNの企画では、司会者Sergey Gordeev氏が現地を訪れ、美しさと「掘り出し物」を探す宝探しの旅を紹介しています。
このニュースのポイント
- 昌楽県は、世界の電気ギターの約3分の1を生産する製造拠点。
- 同じ地域が、貴重な宝石が集まる大規模な取引ハブ「チャイナ・ジェム・シティ」となっている。
- CGTNの取材を通じて、「Made in China」の多層的な姿が浮かび上がっている。
ギターの町・昌楽県とは
昌楽県は、中国東部に位置する工業地域で、特に電気ギターの生産で国際的に知られています。世界の電気ギターのおよそ3本に1本がこの地で作られているとされ、木材加工から組み立て、仕上げ塗装まで、ギターづくりに必要な工程が地域に集約されている点が特徴です。
こうした「集積」の力によって、コストを抑えながら品質を高めることができるため、昌楽県は世界市場で存在感を保ってきました。その一方で、同じエリアが宝石取引でも重要な役割を担っていることは、あまり知られていません。
宝石が集まる「チャイナ・ジェム・シティ」
昌楽県には、「チャイナ・ジェム・シティ」と呼ばれる宝石取引の集積地があります。ここでは、国内外から集まった多様な宝石が売買され、原石からカット済みの石、デザインされたアクセサリーまで、幅広い商品が並びます。
宝石は、色、透明度、カット、希少性などによって価値が大きく変わります。そのため、同じ市場の中でも、高級品から手の届きやすい価格帯の品まで、まさに「宝探し」のような体験ができるのが特徴です。CGTNの企画でも、こうした市場ならではの「美しさ」と「お買い得感」に焦点が当てられています。
CGTNが伝える「宝探し」の現場
CGTNの番組では、司会者Sergey Gordeev氏が「チャイナ・ジェム・シティ」を歩き、出店者とのやり取りや、宝石の見分け方を紹介しています。画面越しに伝わるのは、きらめく宝石そのものの魅力だけでなく、仕入れや値段交渉に込められた現場の熱気です。
ハッシュタグ「BehindMadeInChina」が示すように、番組の狙いは、単なる観光案内ではなく、中国のものづくりや商業の裏側を伝えることにあります。ギターと宝石という一見離れた産業が同じ地域で根付き、世界の市場とつながっている様子は、「Made in China」というラベルの中身を考え直すきっかけにもなります。
ものづくりと商業が交差する場所としての昌楽県
製造業の集積地であり、同時に宝石取引のハブでもある昌楽県は、モノを「作る力」と「売る力」が交差する場所だと言えます。ギター工場で生まれた製品が世界のミュージシャンに届く一方で、宝石市場で選び抜かれた一粒の石が、別の国で身に着けられるアクセサリーへと姿を変えていく——そうした流れが日常的に起きています。
こうした現場を知ることで、私たちが日々手に取る製品の背景には、多くの地域と人々の仕事があることが見えてきます。価格やブランドだけでなく、「どこで、どのように作られ、取引されてきたのか」という視点を持つことは、これからの消費行動を考えるうえでも重要になりそうです。
日本の読者にとっての問い
日本でも、オンラインで宝石や楽器を購入することが当たり前になり、中国を含む海外から製品を取り寄せる機会が増えています。昌楽県のような地域の実像を知ることは、画面の向こう側にある「産地」の姿をイメージする手がかりになります。
ギターの音色や宝石の輝きの裏側で、どのような産業や地域社会が動いているのか。CGTNが伝える「チャイナ・ジェム・シティ」の現場は、日本の読者にとっても、自分の消費と世界のつながりを静かに問い直す素材となりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








