スタンダードチャータード幹部「中国本土の開放と人民元の存在感が成長の土台」 video poster
スイス・ダボスで開かれている2026年の世界経済フォーラム(WEF)年次総会の場で、英金融大手スタンダードチャータードのベンジャミン・ハン国際部門プレジデントは「中国本土の持続的な開放」と「人民元の国際市場での役割拡大」が、次の成長局面に向けた強固な基盤になっているとの見方を示しました。
ダボスの発言が示すもの:成長を支える“土台”への注目
ハン氏はCGTNの于博坤(Yu Bokun)氏のインタビューで、成長のドライバー(推進力)を「短期の追い風」ではなく、「中長期の基盤」として捉える視点を強調しました。世界の市場関係者が集まるダボスで語られたことで、この論点は国際的にも共有されやすい形になっています。
キーワードは2つ:「持続的な開放」と「人民元の役割」
1)持続的な開放
ポイントは「開放が続いている」という時間軸です。開放は単発の施策ではなく、継続性が意識されることで、企業や投資家が先を読んだ意思決定をしやすくなります。
2)人民元の国際市場での存在感
もう一つは、中国の通貨である人民元がグローバル市場で果たす役割が増している、という認識です。通貨の役割が大きくなることは、貿易や資金決済、資本市場など幅広い場面での利便性や選択肢に関わります。
「次の成長局面」を読むために、見ておきたい論点
今回の発言は、具体策の列挙というより「何が成長の前提条件になるのか」を整理する内容でした。今後の焦点は、例えば次のような問いとして立ち上がってきます。
- 開放の動きが、どの領域で、どのペースで続いていくのか
- 人民元の利用や存在感の拡大が、グローバル市場の実務にどう反映されていくのか
- 国際企業が中国本土の成長局面をどう見立て、どう関与を設計していくのか
一言でまとめると
ダボスで語られたのは、「中国本土の成長を支える条件として、開放の継続と人民元の役割拡大が重要になっている」という見取り図でした。市場が注目するテーマが、足元の景気だけでなく“仕組み”へ移っていることも、静かに示唆しています。
Reference(s):
China has laid solid foundation for further growth: Standard Chartered
cgtn.com








