画家・山澤が「一筆書きの馬」公開 2026年“午年”に広がる神話モチーフ video poster
2026年1月、画家の山澤(Shan Ze/李一凡)が「馬を一本の線だけで描く」一筆書きの動画を発表し、短尺動画と相性の良い“制約のあるアート”として注目を集めています。午(うま)の年に重なるタイミングもあり、シンプルなのに奥行きがある表現として話題になっています。
一筆書きで描くのは「吉量」──幸運を象徴する神話の馬
山澤が一筆書きで再現したのは「吉量(Jiliang)」という神話上の馬です。動画は「All Things Horses(馬にまつわるもの)」チャレンジの一環として紹介され、一本の連続した線だけで、伝説の生き物が立ち上がっていく過程が見どころになっています。
モチーフの背景には、中国古代の地理・博物誌として知られる「山海経(Shan Hai Jing)」があります。山澤は古代の神々や神獣の表現で知られ、古典から着想したモチーフを現代の画面へ落とし込むスタイルが特徴です。
なぜ“いま”一筆書きが刺さるのか:短尺動画と相性の良い「制約」
一筆書きの面白さは、描き手が「線を途切れさせない」というルールを背負うことで、見る側も自然と線の行方を追いかけてしまう点にあります。完成形だけでなく、途中経過そのものがコンテンツになるため、スクロールの速いSNSでも“引っかかり”を作りやすい表現です。
- 達成条件が明快:線を離さない、ただそれだけ
- 失敗も含めて見せられる:やり直しの前提がある遊び
- 神話モチーフで物語が乗る:ただの馬ではなく「吉量」という意味が付く
自分でも試すなら:うまく見せる3つのコツ
山澤の動画は「一本の線で、どこまで馬らしさを出せるか」を体感しやすい内容です。真似して描くときは、次のポイントを意識すると形になりやすくなります。
- 最初に“シルエットのゴール”を決める(首・胴・脚・尾の大枠だけ頭に置く)
- 線の強弱とスピードで質感を出す(同じ一本線でも、勢いで印象が変わる)
- 「ここだけは外せない」特徴を一つ決める(たとえばたてがみ、脚のリズム、尾の流れ)
神話×ミニマル表現が生む、静かな没入感
神話の存在を、装飾ではなく一本の線に圧縮する。そこには、情報量を増やすのではなく削ぎ落として“核”に近づく感覚があります。午年の空気感と重なりつつ、縁起や物語を軽やかに持ち運べる点が、今回の一筆書き「吉量」が広がりやすい理由かもしれません。
一本の線は、描く人の迷いも、勢いも、そのまま残します。だからこそ、上手い・下手とは別のところで「自分の線」を見つける遊びになっていきます。
Reference(s):
Painter Shan Ze invites you to draw a horse in a single line!
cgtn.com








