貴州・梵浄山で希少な「ハトノキ」が見頃、白い花が舞う video poster
ユネスコ世界自然遺産・梵浄山の麓で、中国の第一級保護植物「ハトノキ」(学名: Davidia involucrata)が満開を迎えています。中春のこの時期、数千本もの木々が一斉に花を咲かせる様子は、遠くから見ると無数の白鳩が枝に止まっているかのようです。
「生きている化石」とも呼ばれる希少植物
ハトノキは非常に古い植物で、氷河期を生き延びた「生きている化石」とも呼ばれています。そのため中国本土では第一級の保護対象に指定され、貴州省梵浄山周辺は重要な自生地のひとつとなっています。
風に揺れる姿が鳩の飛翔を思わせる
この木の特徴は、長さ10〜20センチにもなる白い苞葉(花を包む葉)です。2枚の大きな苞葉が垂れ下がり、その中心に小さな球状の花が咲きます。風が吹くと苞葉がそよぎ、まるで白い鳩が羽ばたき、飛び立とうとしているかのような幻想的な光景を作り出します。
- 時期: 毎年中春(4月中旬から5月上旬頃)
- 場所: 中国・貴州省、梵浄山の麓一帯
- 名称の由来: 花の姿が白い鳩に似ていることから
自然遺産における生物多様性の象徴
梵浄山は、2018年に世界自然遺産に登録された、独特の生態系を持つ地域です。このような希少植物の大規模な自生は、地域の豊かな生物多様性と良好な自然環境を物語っています。地元では、この時期に合わせて観察会などが行われることもあり、持続可能な観光と生態保護のバランスが模索されています。
植物愛好家や自然写真家の間では、毎年この季節の開花状況が注目されます。今年(2026年)も例年通りに見頃を迎えており、自然保護関係者からは、貴重な生態資源が今後も守られていくことへの期待が寄せられています。
Reference(s):
cgtn.com








