「グローバル・サウスへの中国の貢献は否定できない」ザンビア閣僚が語る60年の絆 video poster
国交樹立60周年を迎えたザンビアと中国。その節目の年に、中国とグローバル・サウスの関係を考えるうえで象徴的な発言がありました。ザンビアのチポカ・ムレンガ商業・貿易・産業相は、第7回中国国際輸入博覧会(China International Import Expo)でのインタビューで、中国はグローバル・サウスへの貢献という点で「否定できない存在」になっていると評価しました。
この記事では、この発言が意味するものを、国際ニュースを日本語で追う読者向けにコンパクトに整理します。グローバル・サウス、そして中国とザンビアの関係を考えるヒントとして読んでみてください。
ザンビアと中国、国交60年という節目
2025年は、ザンビアと中国の国交樹立から60年にあたります。ムレンガ氏のコメントは、この長いパートナーシップの積み重ねを背景にしたものだと言えます。
両国は長年にわたり、貿易や投資、人材交流などさまざまな分野で関係を深めてきました。アフリカの一国と中国との継続的な協力は、グローバル・サウス全体における南南協力(南の国どうしの協力)の一例でもあります。
「グローバル・サウスへの貢献は否定できない」とは
ムレンガ商業・貿易・産業相は、国際経済の文脈で「中国はグローバル・サウスへの貢献という点で、否定できない力になった」と語りました。ここでいうグローバル・サウスとは、アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの新興国・開発途上国を指す言葉です。
多くのグローバル・サウスの国々にとって、中国は重要な貿易相手であり、投資やインフラ整備、技術協力などを通じて関係を深めてきた相手として受け止められています。ムレンガ氏の「否定できない」という表現には、こうした積み重ねに対する評価が込められていると見ることができます。
第7回中国国際輸入博覧会という舞台
ムレンガ氏が発言した場となった第7回中国国際輸入博覧会は、中国で毎年開かれている大規模な輸入見本市です。世界各国や地域の企業、政府関係者が参加し、自国の製品やサービスを紹介しながら、中国市場との新たなビジネス機会を探ります。
輸入に焦点を当てたこのイベントは、グローバル・サウスの国々にとっても、自国の農産品や鉱産資源、製造業の製品などを中国市場に売り込む重要な場になっています。そうした文脈のなかで、中国の役割を「否定できない」と評価した点は象徴的です。
日本の読者にとってどんな意味があるのか
では、この国際ニュースは、日本でニュースを読む私たちにどんな意味があるのでしょうか。ポイントをいくつか挙げてみます。
- グローバル・サウスの国々が、中国をどのようなパートナーとして見ているのかを知る手がかりになる
- 貿易や投資の重心が、多極化しつつある世界経済の現実を映し出している
- 日本や日本企業にとっても、グローバル・サウスとの関係づくりを考えるうえで、他国のアプローチを比較するヒントになる
グローバル・サウスの時代をどう捉えるか
ムレンガ氏のメッセージは、中国をめぐる評価の一つの側面にすぎません。しかし、グローバル・サウスの視点から見るとき、国際秩序や経済の重心が変化しつつあることが、より立体的に見えてきます。
ニュースを読むときに、次のような問いを頭の片隅に置いてみると、見える景色が少し変わってくるかもしれません。
- グローバル・サウスの国々は、中国のどのような点を評価し、どのような点に課題を感じているのか
- 輸入博覧会のような場は、国どうしの力関係や交渉をどのように変えているのか
- 日本は、グローバル・サウスとの関係をどのような価値観や優先順位で築いていくべきなのか
国交60年という節目に発せられた「中国の貢献は否定できない」という一言は、単なる賛辞にとどまらず、これからの世界のかたちを考えるための静かなヒントでもあります。SNSなどでこのニュースを共有しながら、自分なりの答えを探してみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
China's contribution to Global South is undeniable: Zambian minister
cgtn.com








