第7回中国国際輸入博覧会、7年連続参加企業が語る「また来る理由」 video poster
2025年12月、上海で今週開催中の第7回中国国際輸入博覧会(CIIE)には、129の国と地域から3,496の出展者が集まりました。7回すべてに参加してきた企業・団体は180を超え、その「皆勤組」がなぜ毎年戻ってくるのかが注目されています。
第7回CIIE、出展者は3,496社 昨年を上回る規模に
中国国際輸入博覧会(CIIE)は、その名の通り「輸入」に焦点を当てた国際的な見本市です。今回の第7回CIIEには、129の国と地域から合計3,496の出展者が参加し、出展企業数は昨年を上回りました。
国や地域の多様さに加え、出展者数の増加は、依然として中国市場やアジア市場に対する関心が高いことを示していると言えます。国際ニュースとしても、世界各地の企業がどのように中国市場と関わろうとしているのかを読み解く一つの材料となります。
7回すべてに参加、「皆勤組」は180社超
今回のCIIEでは、これまでの7回すべてに連続して参加している企業・団体が180を超えるとされています。初回から途切れることなく出展し続けているという事実は、単なる一時的な出展ではなく、長期的な関係づくりを重視していることの表れでもあります。
現地では、こうした「常連組」の担当者に焦点を当て、その思いや手応えを聞き取る動きが出ています。彼らがどのような狙いでCIIEに参加し続けているのかは、中国市場の見方を知るうえで重要なヒントになります。
なぜ7年連続で参加し続けるのか
報道やこれまでの傾向から考えると、企業が7年連続でCIIEに参加し続ける背景には、主に次のような狙いがあるとみられます。
- 中国市場への継続的なアクセス
中国市場は規模が大きく、消費や産業の構造も変化し続けています。CIIEに継続して出展することで、現地のパートナーや顧客と接点を持ち続けることができます。 - 129の国と地域が集まる「交差点」
会場には中国だけでなく、世界各地から出展者やバイヤーが集まります。一つの場所で複数の地域とつながれる点も、企業にとって魅力と考えられます。 - ブランドと信頼の積み重ね
毎年同じ会場で顔を合わせることで、「継続してこの市場にコミットする企業だ」という印象を相手に与えることができます。これは信頼関係の構築にもつながります。 - 新製品・サービスのテストの場
来場者やバイヤーから直接反応を得ることで、中国やアジア向けの商品・サービスを磨き込むテストの場として活用しているケースもあると考えられます。
こうした要素が重なり合い、「一度出て終わり」ではなく、「毎年戻ってくる理由」を企業に与えていると見られます。
中国・アジア市場を見る「窓」としてのCIIE
中国国際輸入博覧会は、名前の通り海外からの輸入商品やサービスに光を当てる場です。中国側の内需拡大や、海外との取引をどのように位置づけているのかを読み取る「窓」としても機能しています。
129の国と地域が参加し、3,496の出展者が集まるという規模は、中国市場をめぐる国際的な関心の大きさを映し出しているとも言えます。会場に並ぶ企業の顔ぶれや、その継続性に注目することで、単なる商談会以上の意味が浮かび上がってきます。
日本の読者・企業にとってのポイント
日本から見ると、上海でのCIIEは次のような点で参考になりそうです。
- 中国・アジアの需要トレンドを測る材料
どのような国・地域のどんな企業が出展し続けているのかを見ることで、中国やアジア市場で注目されている分野やテーマを推測する手がかりになります。 - 長期的な市場戦略の重要性
7年連続で参加する企業が180を超えるという事実は、中国市場で「長期目線」が重視されていることを示しています。短期的な成果よりも、継続的な関係づくりの重要性を考えるきっかけになります。 - 国際ニュースとしての読みどころ
129の国と地域が参加する場は、地政学や経済関係の変化を読み解くヒントにもなります。どの地域の存在感が増しているのか、どの分野に関心が集まっているのかを、ニュースを通じて追う価値があります。
「読みやすいけれど考えさせられる」CIIEのニュース
今回の第7回中国国際輸入博覧会は、数字だけ見ても大規模な国際イベントですが、その裏側には、7年連続で参加し続ける企業の戦略や思惑があります。なぜ彼らは「また来る」のか――その問いを通じて、中国市場と世界経済の関係を自分なりに考えてみることができそうです。
短時間で読めるニュースであっても、その先にあるビジネスや社会の変化に思いを巡らせることで、日々の情報収集が一段深いものになります。CIIEに集う「古い友人たち」の姿は、その好例と言えるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








