ダブル11が「就職フェア」に CGTNが映す省エネ家電と国産ビューティー video poster
2025年のダブル11セールで、中国の国際ニュースチャンネルCGTNが少し変わった企画を打ち出しました。題して「就職フェア」形式の番組。省エネ家電から輸入フルーツ、国産ビューティーブランドまで、さまざまな業界が「求職者」として並び、視聴者である消費者が「人事担当」としてどの業界を「採用」するかを選びます。
CGTN記者が司会する「就職フェア」型ダブル11企画
この特別企画を進行するのは、CGTNの記者であるLi MengyuanさんとEmma Hoさんです。2人はダブル11の買い物シーズンを背景に、各業界を「応募者」、視聴者を「最終面接官」と位置づけ、ユニークな「就職フェア」スタイルで番組を展開します。
番組のテーマはシンプルです。どの業界のセールや特典が、消費者であるあなたの心をもっともつかむのか――。視聴者は、人材採用の場でエントリーシートや自己PRを見比べるように、複数の業界の「お得さ」や「魅力」を見比べながら、自分ならどこを「採用」するかを考える構成になっています。
エントリーする3つの業界:省エネ家電・輸入フルーツ・国産ビューティー
今回の「就職フェア」に名乗りを上げるのは、次のような業界です。
- 省エネ家電
- 輸入フルーツ
- 国産ビューティーブランド
省エネ家電:節約と快適さをアピール
省エネ家電業界は、エネルギー効率の高さを強みとしてアピールします。エネルギーをむだなく使える家電は、日々の暮らしの安心感と結びつきやすく、ダブル11ならではの特別価格や各種特典と組み合わせることで、消費者にとっての「お得さ」を前面に出そうとします。
輸入フルーツ:日常を少しリッチに
輸入フルーツは、日々の食卓を少しだけ豊かにする選択肢として登場します。海外から届く多様なフルーツが、ダブル11の期間中だけの特別価格やさまざまな特典とともに紹介され、品質と価格のバランスでどこまで消費者を惹きつけられるかがポイントになります。
国産ビューティーブランド:「身近さ」と「お得さ」で勝負
国産ビューティーブランドの業界は、日常的に使う美容アイテムを中心に、身近さや親しみやすさを打ち出します。ダブル11向けの割引や特典を通じて、「このブランドの商品を選びたい」と思わせるような魅力をどこまで提示できるかが焦点になります。
最終面接官は「あなた」――消費者を主役にした視点
番組のユニークな点は、最終的な判断を下すのが企業や専門家ではなく、視聴者である消費者に設定されていることです。番組のなかで各業界は、自分たちの「強み」や「福利厚生」にあたるセール情報・特典をアピールし、視聴者に「ぜひ私たちを採用してください」と訴えかけます。
一方の視聴者は、人事担当になったつもりで、どの業界のダブル11の「オファー」が自分の生活や価値観に合うかを見極めていきます。何を優先してお金を使うのか、どの分野に投資したいのかを考えるきっかけにもなりそうです。
政府のインセンティブと特別オファーで広がる「節約」の選択肢
番組では、政府によるインセンティブと、各業界の特別オファーが組み合わさることで、今年のダブル11の「節約度」がさらに高まっていることも紹介されます。ここでのインセンティブとは、消費を後押しするためのさまざまな優遇策や支援策を指します。
こうした政府の取り組みと、企業側が用意するセールや特典が重なることで、消費者が手にできる「お得さ」は一段と大きくなります。視聴者は、各業界の魅力だけでなく、どの分野でどれだけの節約効果が期待できるかという観点からも、「採用先」を選ぶことになります。
ダブル11を見る新しいレンズ:「セールを見る」のではなく「産業を見る」
今回のCGTNの企画は、単に安い商品を探すのではなく、産業全体を見比べるという視点を提供しています。省エネ家電、輸入フルーツ、国産ビューティーブランドという異なる分野を並べて見ることで、「自分にとって本当に価値があるのはどこか」を考えるきっかけになるからです。
ダブル11のような大型セールのたびに、つい衝動的に買い物をしてしまう人も少なくありません。しかし、この「就職フェア」形式の番組では、
- 各業界がどんなメリットを提示しているのか
- そのメリットは自分の生活にどの程度フィットするのか
- 政府のインセンティブがどの分野で生かされているのか
といった点を冷静に比べながら、より納得感のある選択をしようというメッセージが込められているようにも見えます。
あなたなら、どの業界を「採用」する?
2025年のダブル11をめぐるCGTNの「就職フェア」企画は、消費者を単なる買い手ではなく、主体的に選択する「人事担当」として位置づけた点が特徴的です。
省エネを重視するなら、省エネ家電業界を「採用」するかもしれません。日々の食卓を充実させたいなら、輸入フルーツ業界に票を投じる人もいるでしょう。自分らしさの表現や日常のケアを大事にする人にとっては、国産ビューティーブランドが有力候補になるかもしれません。
ダブル11のセール情報に触れるとき、「どの商品が一番安いか」だけでなく、「どの業界を自分の生活のパートナーとして採用したいか」という視点で見てみると、ニュースや番組が少し違って見えてくるはずです。
Reference(s):
cgtn.com








