中国COMAC、エアショー・チャイナで130機受注 新名称C909も発表
中国の航空機メーカー、Commercial Aircraft Corporation of China, Ltd.(COMAC)が、第15回中国国際航空宇宙博覧会(エアショー・チャイナ)の初日に旅客機130機の受注を発表し、同時に地域ジェット機の新名称C909も公表しました。中国の航空産業の動きを知るうえで、注目すべきニュースです。
エアショー・チャイナ初日で130機を受注
COMACによると、今回の130機の受注は、中国南部の広東省珠海市で開催中の第15回中国国際航空宇宙博覧会(エアショー・チャイナ)の初日、火曜日に発表されました。単一の航空ショー初日としては、同社にとって存在感のある数字と言えます。
具体的な発注元や機種ごとの内訳は明らかにされていませんが、130という数は、COMACの民間機への需要が着実に高まっていることを示すシグナルとして受け止められそうです。
第15回中国国際航空宇宙博覧会とは
中国国際航空宇宙博覧会は、航空機や宇宙関連技術が集まる大規模な展示会で、エアショー・チャイナの名称でも知られています。会場となっている広東省珠海市には、中国国内外のメーカーや関係者が集まり、新型機の発表や商談、デモンストレーション飛行などが行われます。
今回COMACが初日に大型の受注を発表したことは、この場を国内外の顧客に向けた重要な発信の機会として位置づけていることの表れとも言えます。
地域ジェットARJ21がC909に改称
COMACは同じ発表の中で、これまでARJ21として知られてきた地域ジェット機のブランド名をC909に変更すると明らかにしました。地域ジェットとは、短距離から中距離の路線を担う比較的小型の旅客機を指します。
新名称のC909は、すでに発表されている同社の旅客機C919やC929と同じネーミング規則にそろえるものです。ラインアップ全体をC9xxシリーズとして整理することで、航空会社や一般の利用者にとっても機種間の位置づけが分かりやすくなる可能性があります。
中国航空産業とCOMACの存在感
今回の130機受注とC909への名称変更は、COMACが自社ブランドを統一し、旅客機事業の拡大に向けてメッセージを強めている動きと見ることができます。機体の名称をそろえることは、技術面だけでなく、マーケティングや国際的な認知の面でも重要です。
中国では近年、航空需要の拡大がしばしば話題になります。そうした中で、COMACが自国製の旅客機ラインアップを打ち出し続けていることは、中国の航空産業の方向性を象徴する動きと言えます。
今後の注目ポイント
今回の発表を受けて、今後チェックしておきたいポイントを整理します。
- 130機の受注が、どのような納入スケジュールで進むのか
- 新名称C909が、航空会社や市場にどのように浸透していくのか
- 今後のエアショー・チャイナや他の航空イベントで、追加の受注や新たな発表があるか
日本から見ると、COMACの動きはまだニュースとして限られて取り上げられがちですが、長期的には航空会社の機材選定や、旅行者が利用する機体の選択肢にも影響を与える可能性があります。国際ニュースとして、今後も動向を追っていく価値のあるテーマと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








