世界インターネット大会2024烏鎮サミット AIと協力が描くデジタル未来
世界インターネット大会2024烏鎮サミット AIと協力が描くデジタル未来
2024年に中国浙江省の烏鎮で開催された世界インターネット大会(World Internet Conference)烏鎮サミットが、4日間の日程を終えて金曜日に閉幕しました。130以上の国と地域から1,800人を超える参加者が集まり、AIやデジタル経済、国際協力の方向性を議論しました。本記事では、そのポイントを日本語でコンパクトに振り返ります。
130以上の国と地域から1,800人超が参加
世界インターネット大会2024烏鎮サミットには、130を超える国と地域から1,800人以上のゲストが参加しました。各分野の関係者が一堂に会し、サイバースペースの未来について意見を交わしました。
世界インターネット大会の事務総長である任賢良氏は、今回の特徴として「協力の強化」と「イノベーションの潜在力の結集」を挙げています。多様な背景を持つ参加者が同じ場に集まることで、技術だけでなく、ルールづくりや国際協力の枠組みについても議論が進んだといえます。
テーマは人間中心とAI for Good
2024年のサミットのテーマは、人民を中心に据え、AIを善き方向に生かすデジタル未来をめざすというものです。英語では、People-Centered と AI-For-Good をキーワードにした標語が掲げられ、サイバースペースにおける共同の未来を築くことが強調されました。
生成AIを含む高度なAI技術が急速に普及するなかで、技術をどのように開発するかに加えて、誰のために、どのような目的で使うのかという視点が重要になっています。サミットのテーマ設定からも、開発と利用のバランスをどう取るかが、いまの国際社会にとって大きな問いになっていることがうかがえます。
24のサブフォーラムが示した三つの論点
今回のサミットでは、24のサブフォーラムが開催されました。主なテーマは次の三つに整理できます。
- グローバル・デベロップメント・イニシアチブ
- デジタル経済
- 人工知能技術のガバナンス(ルールづくり)
これらのサブフォーラムでは、各分野の専門家や実務者が登壇し、三つのテーマについて意見交換を行いました。技術そのものの進歩だけでなく、社会や経済との関わり方、ルールづくりの方向性まで含めて議論されている点が、世界インターネット大会の特徴といえます。
インターネットの光博覧会に40超の大規模AIモデル
サミットと並行して開催されたインターネットの光博覧会では、40を超える大規模AIモデルや産業特化型の大規模AIモデルが披露されました。ロシア、フランス、ドイツ、イギリス、シンガポールなどを含む53の国と地域から、665社の企業が出展しました。
来場者は、最新のAI製品と直接対話したり、実際のビジネスシーンでどのように活用できるかを体験したりすることができました。また、博覧会の会場は、新しいパートナーを探す企業同士が出会い、産業協力の可能性を探る場にもなりました。
2025年の今、私たちが読み取れること
2024年の世界インターネット大会烏鎮サミットで打ち出された人間中心やAI for Goodといったキーワードは、2025年の今もデジタル政策や企業戦略を考えるうえで大きなヒントになります。
- 技術の最前線だけでなく、その使い方やルールづくりまで含めて考えること
- 国や地域の違いを超えて、共通の課題や価値を探ること
- 展示会や国際会議を、単なるショーケースではなく、協力の入り口として活用すること
デジタルネイティブ世代の私たちにとって、インターネットはすでに生活のインフラです。だからこそ、どのような未来像を描き、どのようなルールや協力のかたちを選ぶのかが問われています。世界インターネット大会の議論を手がかりに、自分たちの身近なデジタル生活と世界の動きを、少しだけ結び付けて考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
World Internet Conference 2024 gathers innovation, cooperation
cgtn.com








