ロサンゼルス・オートショー2024で存在感増すアウトドア車 video poster
2024年のロサンゼルス・オートショーでは、キャンピングカーやオフロードSUVなどのアウトドア向け車両が過去最多規模で披露され、自動車産業とアウトドア市場の接点が一段と強まったことが印象づけられました。
アメリカ有数の自動車イベントで起きた変化
ロサンゼルス・オートショーは、アメリカで最大級の自動車イベントの一つです。世界の大手自動車メーカーが最新モデルやコンセプトカーを披露し、業界の方向性を示す場として注目されています。
2024年のショー会場では、従来のセダンやスポーツカーに加えて、屋外でのレジャーや長距離旅行を前提とした車両がこれまで以上に前面に押し出されました。主催者や来場者の間でもアウトドアがキーワードになっていたことがうかがえます。
存在感を増したアウトドア・レジャー車
今回のロサンゼルス・オートショーの特徴として伝えられたのが、アウトドア・レジャー車の多さです。キャンプや車中泊を想定したモデル、悪路走破性を高めたSUVやピックアップトラックなど、自然の中で使うことを前提とした展示が目立ちました。
こうした車両は、単に荷物が積めるだけでなく、電源や簡易キッチンの搭載、シートアレンジによるフラットな就寝スペースの確保など、屋外での生活を支える機能が重視される傾向にあります。
アウトドア人気が自動車の企画を変える
世界的にアウトドアやキャンプへの関心が高まるなか、自動車メーカー各社は車そのものだけでなく、車を使った時間の過ごし方を提案する方向にシフトしつつあります。ロサンゼルス・オートショーの展示は、その流れを象徴的に示したと言えます。
現地から伝えられたアウトドア愛好家の声
報道によると、CGTNのエディズ・ティヤンサン記者は、ショー会場でアウトドア愛好家たちに話を聞き、新型のアウトドア車に対する期待や関心を伝えました。こうした取材からは、例えば次のような視点が浮かび上がってきます。
- キャンプや週末の小旅行を前提に、走行性能だけでなく居住性を重視する視点
- ガソリン車か電動車かといった違いよりも、どれだけ快適に過ごせるかを重視する考え方
- 車を単なる移動手段ではなく、移動する基地や自分だけの小さな空間として楽しみたいというニーズ
こうした観点は、日本を含む各国のアウトドアファンにも共通するものと言えそうです。
電動化とアウトドアの両立というテーマ
自動車産業では電動化が世界的な潮流となっていますが、アウトドア・レジャー車でも同じ課題が浮かび上がります。電気自動車は静かで環境負荷も小さい一方で、長距離移動や充電インフラの面で依然として検討すべき点があります。
ロサンゼルス・オートショーで披露されたアウトドア車のラインナップからは、電動化の流れを取り入れつつ、航続距離や電源利用のしやすさなど、屋外での使い勝手をどう確保するかという試行錯誤が続いている様子が伝わってきます。
日本のアウトドア市場への示唆
日本でも近年、キャンプやグランピング、車中泊などの人気が高まり、軽自動車やコンパクトカーをベースにしたアウトドア向けモデルが増えています。駐車スペースや道路事情を考えると、日本とアメリカでは事情が異なりますが、車とアウトドアの距離が近づいているという点では共通しています。
ロサンゼルス・オートショーでの動きは、日本の自動車メーカーやアウトドア関連ビジネスにとっても示唆に富んでいます。
- 働き方の変化に合わせた、週末だけでなく平日も使えるアウトドア車の提案
- 家族連れからソロキャンパーまで、利用シーンごとの細かなニーズへの対応
- カーシェアやサブスクリプションなど、新しい所有や利用のスタイルとの組み合わせ
ロサンゼルス発のトレンドをどう読み解くか
2024年のロサンゼルス・オートショーで可視化されたのは、車は移動手段という従来の発想から、車は時間と体験を生み出すプラットフォームへと役割が変わりつつあるという現実です。
アウトドア・レジャー車の増加は、その変化が一時的なブームではなく、生活スタイルや価値観の変化と深く結びついた長期的な流れであることを示しています。日本の読者にとっても、次に欲しい車は何か、車があることでどんな時間を過ごしたいのかを考えるきっかけになりそうです。
自動車とアウトドア、そして働き方や暮らし方。その交差点で起きている変化を、今後も国際ニュースとして追い続ける必要がありそうです。
Reference(s):
Outdoor recreational vehicles showcased at Los Angeles Auto Show
cgtn.com








