中国自動車市場が2024年11月に2桁成長 新エネルギー車も堅調
2024年11月、中国の自動車生産と販売が前年同月比で2桁増となり、新エネルギー車も堅調に伸びたことが分かりました。本記事では、この動きが世界と日本にとってなぜ重要なのかを整理します。
2024年11月は生産・販売ともに2桁の伸び
中国自動車工業協会のデータによると、2024年11月の自動車生産台数は前年同月比11.1%増の344万台でした。販売台数も11.7%増の332万台と、大きく伸びています。
単月で生産・販売ともに2桁成長となったことで、中国の自動車市場が少なくとも2024年終盤には力強さを取り戻していたことがうかがえます。
2024年1〜11月累計では穏やかな成長
2024年1〜11月の累計では、自動車生産は2790万台超と前年同期比2.9%増、販売は2794万台で3.7%増となりました。
年間累計で見ると成長率は2〜3%台にとどまっており、11月の2桁成長が際立っていることが分かります。つまり、2024年終盤にかけて需要が持ち直し、ペースが加速した可能性があります。
新エネルギー車が市場のけん引役に
今回の統計では、新エネルギー車分野も健全な成長モメンタム(勢い)を維持しているとされています。新エネルギー車とは、電気自動車やプラグインハイブリッド車など、従来のガソリン車に代わる次世代の車を指します。
生産・販売全体が伸びる中で、新エネルギー車が引き続き市場をけん引している構図がうかがえます。脱炭素やエネルギー安全保障の観点からも、この分野の動向は各国にとって重要になりつつあります。
世界と日本への意味合い
2024年のデータではありますが、2025年のいまを考えるうえでも、次のようなポイントで示唆的です。
- 世界市場全体にとって、中国の自動車需要が依然として大きな支えである可能性が高いこと
- 新エネルギー車の成長が続くことで、関連する電池、素材、ソフトウエアなどの産業にも波及効果が及ぶこと
- 日本を含む各国の自動車メーカーや部品メーカーにとって、中国市場戦略の重要性が改めて確認されたこと
とくに、新エネルギー車の動きは、日本の自動車産業にとっても中長期の競争力を左右するテーマです。どの市場で、どの価格帯・どの技術領域をめざすのかを考える際、中国の需要動向を抜きに語ることは難しくなっています。
これから何を注視すべきか
今後注目したいのは、次のような点です。
- 2025年以降も、自動車生産・販売の成長が続くのか、それとも一時的な反発にとどまるのか
- 新エネルギー車の成長が、どの車種・価格帯に集中しているのか
- 充電インフラや電力供給など、周辺環境の整備がどこまで進むのか
中国の自動車市場と新エネルギー車の動きは、国際ニュースとしてだけでなく、日本の読者にとっても自分ごととして考えるべきテーマになりつつあります。2025年以降のデータにも引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








