氷の都ハルビンが今冬レベルアップ 氷雪経済とアジア冬季大会を読む video poster
中国東北部の都市ハルビンで、世界的に知られる氷と雪のテーマパーク「氷雪大世界」が今冬さらに規模と内容を拡大し、アジア冬季大会の会場準備も整ったことは、観光と地域経済のあり方を考えるうえで注目すべき動きです。
2025年の冬、ハルビンの「氷雪大世界」は氷のすべり台を新たに10基増設し、合計24基に。氷像もこれまで以上に豪華になり、「氷の都」としての魅力を一段と高めています。アジア冬季大会の会場も準備が整い、本格的な冬のシーズンを迎える体制が整いました。
「氷の都」ハルビン、どこが進化したのか
今冬のハルビンを象徴するのが、大幅に増えた氷のすべり台です。24基に増えたすべり台は、家族連れや若い旅行者が一日中楽しめるアトラクションとなり、滞在時間と消費の増加につながることが期待されています。
氷像のデザインも「これまで以上に華やか」とされています。夜間にはライトアップされた氷像が一面に広がり、写真や動画を撮影する観光客にとって、SNSに投稿したくなるような「映える」景色が広がります。
アジア冬季大会会場の準備完了
ハルビンでは、アジア冬季大会の会場がすでに整えられています。競技施設が整備されることは、国際的な大会の開催だけでなく、今後の合宿誘致やスポーツ観光にもつながる重要なインフラ整備です。
大会開催前から会場を活用できることで、市民や観光客がスケートやスキーなどのウインタースポーツに親しむ機会も増えそうです。スポーツと観光の組み合わせは、氷と雪を「コスト」ではなく「資源」として生かす発想と言えます。
キーワードは「氷雪経済」
今週放送された中国の国際メディアCGTNの経済番組「BizFocus」では、王天宇(ワン・ティエンユー)記者がハルビンを再訪し、現地の友人たちと再会しながら、この都市がどのように「氷雪経済」を発展させているのかを取材しました。
「氷雪経済」とは、単なる観光収入だけでなく、次のような分野を巻き込む広い概念として語られています。
- 氷雪観光:テーマパークや夜景、イルミネーションなどの観光サービス
- ウインタースポーツ:大会開催、合宿、スポーツ用品の需要
- 飲食・宿泊・交通:冬ならではのグルメやホテル、移動手段の充実
- 文化・コンテンツ:氷雪をテーマにしたイベントや映像コンテンツの発信
ハルビンの事例は、寒さの厳しい地域が「冬だから人が来ない」のではなく、「冬だからこそ人を呼べる」都市づくりに挑戦していることを示しています。
日本の雪国へのヒント
日本にも、北海道や東北、日本海側を中心に、雪と寒さに悩まされてきた地域が少なくありません。ハルビンが進める氷雪経済は、そうした地域にとっても参考になる部分があります。
- 雪や氷を観光資源として「見せる」工夫
- スポーツ施設やイベントと観光を組み合わせる発想
- SNSで共有したくなるような景観づくり
ハルビンの最新の取り組みを追うことは、日本の地方都市にとって、自分たちの冬のポテンシャルを見直すきっかけにもなりそうです。
SNS世代が楽しむ「冬の国際ニュース」
氷のすべり台が24基並ぶテーマパークや、色とりどりにライトアップされた氷像、アジア冬季大会の会場といったニュースは、画像や動画と相性が良く、SNSで共有されやすい話題です。
スマートフォンで世界中の冬の景色を眺めながら、「自分ならどの都市に行ってみたいか」「地元の冬をもっと楽しめる方法はないか」を考えてみることは、日常の会話を少しだけ豊かにしてくれるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








