中国映画の興行収入、2024年は425億元超 国産映画が8割を占める
中国本土の映画興行収入が2024年に425億元(約59億ドル)を超え、国産映画が約8割を占めたことが、中国電影局の発表で分かりました。スクリーン数や観客動員も伸びており、巨大市場の動きが数字に表れています。
2024年の中国映画興行収入:425億元超
中国電影局によると、2024年の中国本土の映画興行収入は425億元(約59億ドル)を上回りました。映画館ビジネスが依然として大きな規模を維持していることを示す数字です。
国産映画が約8割、79本が1億元超え
興行収入のうち、国産映画の売上は334億元に達し、全体の78.68%を占めました。国内作品の存在感が非常に大きいことが分かります。
- 興行収入総額:425億元超
- 国産映画の興行収入:334億元
- 国産映画のシェア:78.68%
- 1億元超の作品:79本(うち国産作品55本)
1億元を超える作品が79本、そのうち55本が国産映画という数字は、商業的に成功する作品の多くを地元制作が占めていることを示しています。中国の観客が自国のストーリーやキャラクターに強く惹かれている可能性も読み取れます。
スクリーン数は9万超、都市部で10億人以上が来場
2024年には、中国各地の都市で新たに4,600以上の映画スクリーンが増設され、全国のスクリーン数は90,968に達しました。インフラ面でも、映画を見られる場所がさらに広がっている状況です。
データによると、都市部の映画館では2024年に延べ10億人を超える観客が来場しました。人口の多い中国ではありますが、10億人という数字は、映画館が依然として日常のレジャーとして根強い人気を持っていることを物語っています。
数字から見える中国映画市場と日本への示唆
これらの数字からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 国産映画が強く、国内市場だけで大きなビジネスが成立している。
- スクリーン数の拡大が続き、物理的な「場」への投資が進んでいる。
- 観客動員が10億人を超え、映画館文化が依然として根付いている。
2025年末のいま、日本からこの動きを見ると、アジアの映画市場の重心が一段と大きくなっていることを実感します。中国本土でヒットした作品が、今後どのような形で日本や他の国々で共有されていくのかも、注目すべき点と言えるでしょう。
数字そのものは単なる興行収入の集計に見えますが、その背後には「どのような物語が支持されたのか」「どの地域でスクリーンが増えているのか」といった社会や文化の変化も映し出されています。今後公表されるより細かなデータを追いながら、中国映画市場の動きを継続的にウォッチしていきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








