中国人民銀行、2025年も「適度に緩和的」金融政策と人民元安定を強調
中国人民銀行、「適度に緩和的な金融政策」を2025年も維持へ
中国人民銀行(PBOC)は、2025年に「適度に緩和的な金融政策」を実施し、人民元(yuan)の為替レートを合理的で均衡した水準で基本的に安定させる方針を改めて示しました。北京で火曜日に開かれた記者会見で、副総裁のXuan Changneng氏が明らかにしました。
2024年の金融政策は「好結果」
Xuan副総裁は、過去1年間の中国の金融政策運営について、与信と流動性の伸びが合理的な範囲で推移し、「好ましい結果をもたらした」と評価しました。
中国人民銀行が公表したデータによると、2024年12月末時点で、経済に供給された資金量を示す社会融資総量(Total Social Financing)は前年同月比8%増加しました。
- 人民元建て融資の増加額は2024年通年で18.09兆人民元(約2.52兆ドル)。
- 広義のマネーサプライであるM2は、2024年末時点で前年末比7.3%増。
こうした数字を踏まえ、人民銀行は、信用とマネーの伸びが経済の需要に見合った「合理的」な水準であったと総括しています。
複雑な環境下でも人民元は「基本的に安定」
Xuan副総裁は、国際的な環境が複雑な中でも、人民元の為替レートは「基本的に安定」を維持してきたと強調しました。主要通貨の中で比較的堅調に推移し、中国経済や貿易の安定に前向きな役割を果たしたとしています。
人民元の総合的な対外価値を示す中国外貨取引システム(CFETS)の人民元為替レート指数は、2024年末時点で101.47となり、前年末から4.2%上昇しました。この指数は、複数の通貨バスケットに対する人民元の動きを総合的に示す指標です。
2025年の金融運営への意味合い
中国人民銀行が2025年の方針として「適度に緩和的な金融政策」と人民元相場の安定をあらためて打ち出したことで、実体経済の下支えと為替の安定を同時に重視するスタンスが浮き彫りになりました。
中国の金融政策と人民元の動きは、アジアの金融市場や世界の貿易にも影響を与えうるため、日本を含む周辺国の企業や投資家にとっても、今後の政策運営の行方が注目されます。
Reference(s):
China's central bank reaffirms 'moderately loose' monetary policy
cgtn.com








