習近平氏が全面的深化改革を論じる新論文 中国の現代化戦略とは
中国共産党中央委員会の理論誌「求是」に、習近平氏が全面的深化改革と中国の現代化について論じた記事が、今週木曜日に掲載される予定です。中国ニュースや国際ニュースとして、中国の改革路線を知るうえで注目されます。
習近平氏の論文、求是第2号に掲載へ
今回の論文を執筆したのは、中国共産党中央委員会総書記であり、中国の国家主席、中央軍事委員会主席でもある習近平氏です。記事は2025年の第2号となる「求是」誌に掲載され、中国共産党中央委員会の旗艦理論誌として、今後の政策議論に影響を与える内容になるとみられます。
2013年以降の「全面的深化改革」を総括
論文は、2013年以降の「新時代」において進められてきた全面的深化改革の「大きな成果」を高く評価しています。こうした取り組みが、新たな段階で改革をさらに深めるための「堅固な基礎」と「貴重な経験」をもたらしたと位置づけています。
全面的深化改革とは、経済、社会、制度、文化など多くの分野の改革を相互に関連づけながら、体系的に進めていく考え方とされています。中国の現代化を支える長期的なプロジェクトとして、継続的な改革の重要性が示されています。
公平・正義と国民生活の向上を重視
論文は、今後の改革を進めるにあたって、「基本原則を堅持しつつ、新たな地平を切り開く」ことの重要性を強調しています。そのうえで、社会の公平と正義を促進し、国民の生活水準と福祉を高めることを、全面的深化改革の重要な方向性として掲げています。
イノベーションと科学的手法で改革を推進
さらに論文は、理論面、実践面、制度面、文化面などあらゆる領域でのイノベーションを進める必要性を指摘しています。こうした革新が、中国の現代化に向けた強力な原動力となり、その進展を制度面から支える役割を果たすとしています。
改革の進め方については「科学的な方法」で企画し推進することが欠かせないとし、改革の是非を判断する「試金石」は、実際にどれだけ成果を上げたのか、何をもたらしたのか、そして人々にどれほどの満足をもたらしたのかにあると述べています。
論文が示す主なメッセージ
- 2013年以降の全面的深化改革は「新時代」の基礎を築いたと位置づけている
- 社会の公平・正義と国民の福祉向上を、改革の重要な目標として強調している
- 理論・制度・文化など多方面のイノベーションで、中国の現代化を後押しするとしている
- 改革の評価軸を、成果と人々の満足度に置く姿勢を明確にしている
中国の現代化と国際社会への意味
習近平氏が全面的深化改革と中国の現代化の関係をあらためて整理した今回の論文は、中国の今後の政策運営の方向性を示すメッセージと受け止められます。中国経済や社会の動向は、アジアや世界のサプライチェーン、投資、環境協力などにも影響するため、日本を含む各国の関係者も注視しています。
今後、論文で示された理念がどのような具体的な政策として形になり、人々の生活や企業活動にどう反映されていくのかが焦点となりそうです。中国ニュースを追ううえでは、全面的深化改革と中国の現代化というキーワードが、引き続き重要な手がかりになっていきます。
Reference(s):
Xi's article on deepening comprehensive reform to be published
cgtn.com







