中国の自動車販売、2025年1月に増加 新エネルギー車と輸出が牽引
2025年1月の中国自動車市場は、販売と輸出がともに前年同月を上回る堅調なスタートとなりました。なかでも新エネルギー車と海外向け輸出が伸びをけん引しており、北京で開かれた民営企業シンポジウムでも、こうした分野での成長戦略や海外展開が議論されました。
2025年1月の中国自動車販売は小幅増
中国自動車工業協会 CAAM が月曜日に公表した統計によると、2025年1月の乗用車生産台数は215万台、販売台数は213万台でした。前年同月比では生産が3.3パーセント増、販売が0.8パーセント増となり、自動車市場は緩やかながらも成長を維持していることがうかがえます。
大幅なジャンプではないものの、マイナスに転じることなくプラス圏を保っていることは、中国の内需が一定の底堅さを持っていることを示す数字とも言えます。
新エネルギー車の存在感が一段と拡大
同じ1月の新エネルギー車 NEV の生産台数は101.5万台、販売台数は94.4万台でした。前年同月比では、生産が29パーセント増、販売が29.4パーセント増と、およそ3割近い高い伸びを示しています。
新エネルギー車は、新しいエネルギーを動力とする自動車の総称です。販売全体に占める比率は38.9パーセントに達し、新車のおよそ4割が新エネルギー車という計算になります。自動車市場の成長エンジンが、従来型のガソリン車から新エネルギー車へと移りつつある様子が数字から読み取れます。
輸出と新エネルギー車: 海外市場での存在感
海外向けの輸出も堅調です。2025年1月に中国から輸出された自動車は全体で47万台となり、前年同月比で6.1パーセント増加しました。
なかでも新エネルギー車の輸出は15万台と、前年同月比で49.6パーセントの大幅増となっています。全体の輸出が一桁台の伸びにとどまる一方で、新エネルギー車は約5割増という伸びを示しており、海外市場での需要が新エネルギー車に集中している構図が見えてきます。
こうした数字は、中国の自動車メーカーが国内市場だけでなく、海外市場、とくに新エネルギー車分野での存在感を高めつつあることを示していると考えられます。
北京の民営企業シンポジウムで語られた戦略
北京では、民営企業を対象としたシンポジウムが開かれ、新エネルギーや自動車産業を含むさまざまな分野の企業トップが参加しました。参加者は、自社の成長戦略や海外市場への展開、輸出拡大の経験を共有しました。
自動車や新エネルギー関連の企業にとっては、国内での生産と販売の拡大に加え、海外市場でのブランド構築や販売網づくりが重要なテーマになっています。今回のシンポジウムは、民営企業がそうした課題にどう向き合うかを話し合う場となりました。
数字から見える今後の焦点
2025年1月の統計とシンポジウムの動きからは、中国の自動車産業と民営企業が、新エネルギー車と海外市場の二つを軸に戦略を組み立てている姿が浮かび上がります。
- 国内市場では、新エネルギー車の比率がさらに高まるのか
- 輸出、とくに新エネルギー車が、今後どこまで伸び続けるのか
- 民営企業は、海外展開と技術投資をどのように両立させていくのか
こうした点は、国際ニュースとして今後も注目すべき論点です。中国の自動車と新エネルギー分野の動きは、世界の産業構造や環境技術の流れを考える上でも、一つの重要な手がかりとなりそうです。
Reference(s):
China's auto sales rise in Jan., private enterprises symposium meets
cgtn.com







