映画と砂漠のロケ地、Zhenbeibao(銀川)で出会う中国文化 video poster
砂漠と映画が出会う場所、Zhenbeibao(銀川)
中国北西部の都市・Yinchuan(銀川)にあるZhenbeibao(ジェンベイバオ)は、「名作映画の舞台に立てる場所」として、世界の映画ファンや旅行者から注目を集めています。荒涼とした砂漠の景観が広がるこの地は、多くの中国映画の撮影地となってきたことで知られています。
荒々しさと広大さが生む、独特のビジュアル
Zhenbeibaoを特徴づけているのは、中国北西部ならではのごつごつとした地形と、地平線まで続く広大な風景です。この自然の厳しさと雄大さが、スクリーンの中で独特のビジュアルを生み出し、作品に強い印象を残しています。
監督や撮影スタッフにとっては、セットを組み立てなくても、そこに立つだけで物語の世界観が伝わるロケーションです。観客にとっても、見慣れた都市とは異なる風景だからこそ、物語への没入感が高まります。
映画が映し出す、中国の歴史・伝統・感情
この地で生まれた数々の映画は、中国の深い文化的な土壌を背景にしています。物語の中には、歴史、伝統、家族の絆、葛藤や希望といった感情が織り込まれており、国内外の観客が中国社会への理解を深める手がかりにもなっています。
スクリーンを通じてZhenbeibaoの景色を見ることは、単にきれいな風景を眺めることではありません。そこで生きる人びとの時間の流れや、受け継がれてきた価値観に触れる体験でもあります。
映画と観光が生み出す、新しい地域のかたち
Zhenbeibaoでは、映画産業と観光が結びつくことで、地域にも変化が生まれています。映画をきっかけに人が集まり、経済が動き、文化が再び光を当てられています。
具体的には、次のような動きが見られます。
- ロケ地を訪ねる観光客が増え、宿泊や飲食など地域経済が活性化する
- 撮影セットや風景を活用したイベントやツアーが行われ、文化体験の場になる
- 地元に伝わる物語や習慣が観光資源として見直され、継承の機運が高まる
映画がきっかけとなり、地域の人びと自身が地元の魅力を語り直す流れが生まれていると言えます。
「映画の中に入りたい」という憧れをかなえる場所
一度は「好きな映画のあのシーンに、自分も立ってみたい」と空想したことがある人は多いのではないでしょうか。Zhenbeibaoは、まさにその憧れに応えてくれる場所です。
訪れる人は、次のような体験を求めて足を運びます。
- 映画で見た街並みや砂漠の道を自分の足で歩き、同じ構図で写真を撮る
- カメラがとらえた光と影のコントラストを、実際の空気感とともに味わう
- 作品の背景にある歴史や文化について、現地で改めて学び直す
スクリーン越しにしか知らなかった世界が、五感で感じられる現実の場所として立ち上がる。そのギャップこそが、ロケ地を訪れる旅の大きな魅力です。
世界にひらかれた中国文化のショーケース
Zhenbeibaoの映画と観光の組み合わせは、中国文化の魅力を世界に伝えるショーケースとしても機能しています。映画を通じてこの地を知った観客が実際に訪れ、文化や人びとと出会うことで、国境を越えた対話が生まれていきます。
日本にいる私たちにとっても、Zhenbeibaoは「中国を理解するための入口」の一つになり得ます。ニュースやSNSだけでは伝わりきらない、土地の空気や人びとのまなざしを、映画と現地体験の両方から感じ取ることができるからです。
次の旅先を考えるときに、思い出したい場所
2025年のいま、海外旅行のスタイルは多様化し、「好きな作品の舞台を巡る旅」への関心も高まっています。Zhenbeibaoは、その流れの中で象徴的な存在と言えるでしょう。
映画をきっかけに世界の土地や文化に興味を持つことは、単なる観光を超えた学びにもつながります。次に旅先を考えるとき、スクリーンの向こう側にある中国文化に触れる旅という選択肢を、心のどこかに置いておいてもよいかもしれません。
Reference(s):
Zhenbeibao in Yinchuan: A journey where film and culture intertwine
cgtn.com








