中国がカナダ産製品に追加関税 菜種油に100%、水産物と豚肉に25%
中国国務院の関税税則委員会は土曜日、カナダから輸入される一部の農水産品に対し、高い追加関税を課すと発表しました。国際ニュースとして、食料や農産物の価格、貿易の流れに影響しかねない動きとして注目されています。
中国、カナダ産品に高い追加関税
今回の発表によると、中国はカナダから輸入される特定の品目に追加関税を上乗せします。関税は来年3月20日から適用される予定で、対象品目と税率は次の通りです。
- 菜種油、油かす、エンドウ豆:追加関税 100%
- 水産品、豚肉:追加関税 25%
ここでいう追加関税は、現行の関税率にさらに上乗せされる上積み分を指します。たとえば追加関税100%の場合、同じ価格の商品に対して、これまでの2倍の税負担がかかるイメージです。
なぜ農水産品が対象なのか
発表文では、今回の措置の詳しい理由や背景については言及されていません。ただ、対象となっているのはいずれも食用油や飼料、たんぱく源として利用される農水産品で、中国とカナダの貿易関係の中でも重要な位置を占める分野です。
菜種油やエンドウ豆は、家庭用の食用油や加工食品、家畜の飼料など、日常生活と密接に関わる用途が多い品目です。水産品や豚肉も同様に、消費者の食卓に直結する品目といえます。
中国とカナダへの影響は
追加関税が導入されると、一般的には輸入コストが上昇し、その国からの輸入量が減少しやすくなります。今回の措置により、カナダの生産者や輸出業者は、中国向けの販売が難しくなり、他の市場を開拓する必要に迫られる可能性があります。
一方、中国側では、カナダからの輸入が減れば、同じ品目を他の地域から調達したり、国内生産を増やしたりする動きが強まることも考えられます。どの程度価格や供給に影響が出るかは、代替調達先がどれだけあるかによって変わってきます。
日本や世界の市場への波及
今回の中国とカナダの関税措置は、日本を含む他の国や地域にも間接的な影響を与える可能性があります。世界の農産物・食料市場はつながっているため、大きな輸入国が調達先を変えれば、価格や供給のバランスが変わることがあるからです。
- 菜種油やエンドウ豆などの国際価格が変動する可能性
- カナダ産品が他地域向けに回り、日本企業が調達しやすくなるケース
- 逆に、世界的な引き合いが強まり、価格が上昇するケース
現時点では、具体的な影響の大きさを判断するには時間がかかりますが、食品メーカーや商社などは動向を注視しているとみられます。
これからの注目ポイント
来年3月20日の追加関税の発動に向けて、今後は次のような点が焦点になりそうです。
- カナダ側がどのような対応や発言を行うか
- 中国の輸入業者や消費者市場への影響がどの程度表れるか
- 他の国や地域の農産物輸出国がどのように動くか
国際ニュースとしての関税問題は、一見すると遠い話に思えるかもしれませんが、最終的にはスーパーに並ぶ食品の価格や、企業のコスト構造にもつながります。今後の中国とカナダの動き、そして世界の食料市場の変化を、落ち着いて追いかけていく必要がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








