中国副総理が海南自由貿易港を視察 対外開放の新たな玄関口へ
中国の丁薛祥副総理が、今年中の独立税関運営開始を控えた海南自由貿易港を視察し、新時代の対外開放を先導する玄関口として整備を加速するよう求めました。
丁薛祥副総理が海南省を今週視察
丁薛祥副総理(中国共産党中央政治局常務委員)は今週、南部の海南省を訪れ、海南自由貿易港の建設状況を確認しました。現地で丁氏は、海南を中国の対外開放をリードする重要な拠点として位置づけ、着実な建設を進めるよう求めました。
独立税関運営に向けた準備を点検
丁氏は、社会管理の情報施設や空港、港湾などを訪れ、自由貿易港で導入される独立税関運営に向けた準備状況を詳しく視察しました。
今年中に独立税関運営が始まる予定であることを踏まえ、丁氏は運営開始を円滑かつ秩序立って、確実に成功させるための取り組みを一層強化するよう指示しました。
免税ショッピングと国際観光消費センター
海南自由貿易港では、免税ショッピング政策の実施や国際観光消費センターの整備も進められています。丁氏は、こうした取り組みの進捗を確認し、海南の強みを生かした観光・消費の拠点づくりを後押ししました。
丁氏は、海南が地域の特性を踏まえて新しいタイプの生産力を育成し、自らの特色と優位性を備えた現代的な産業システムの構築を加速すべきだと強調しました。
新しい生産力と産業システムづくり
ここで言う新しい生産力とは、先端技術やサービス、人材などを組み合わせて高い付加価値を生み出す力を指します。海南では、自由貿易港としての制度面の優位性と、観光資源や地理的条件をどのようにつなぎ合わせるかが鍵になりそうです。
商業宇宙飛行と農村教育も重視
丁氏はまた、商業宇宙飛行分野の一層の発展と、農村地域における質の高い教育の確保にも力を入れるよう求めました。
自由貿易港の整備と並行して宇宙関連産業や教育環境を強化することで、長期的な成長の土台づくりも視野に入れているといえます。
海南自由貿易港が示す中国の対外開放の方向性
今回の視察では、税関制度、免税政策、観光消費、宇宙産業、農村教育と、幅広い分野が取り上げられました。これらはいずれも、中国が新しい形で対外開放を進めながら、地域ごとの強みを生かした発展モデルを模索していることを示しています。
今年中に予定される独立税関運営の開始を機に、海南自由貿易港がどのような姿を見せるのか、アジアの経済や人の往来にどのような影響を与えるのか、今後の動きに注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








