印中外交75年 FICCIが語る海南自由貿易港の可能性 video poster
2025年、外交関係樹立75周年を迎えた中国とインド。その節目の年に、インドの経済団体FICCIの幹部が、中国・海南の新たな可能性を語りました。海南自由貿易港は、中国貿易の「窓口」として、インド企業とアジアの経済をつなぐ拠点になり得ると見られています。
印中外交75周年と経済協力の文脈
中国とインドの外交関係が樹立されてから、今年で75年になります。政治・安全保障の課題はありつつも、経済分野では互いの市場規模や成長余地に注目が集まり続けています。そうした中で、海南を通じた新たな協力のかたちに視線が向けられています。
FICCI幹部「海南は中国貿易の窓口」
インド商工会議所連合会(FICCI)中国事務所のエグゼクティブ・ディレクターであるアトゥル・ダラコティ氏は、CGTNのインタビューに応じ、海南が中国における貿易の重要な窓口になっていると語りました。
ダラコティ氏は、海南自由貿易港がインド企業にとって多くの協力の可能性を持つと指摘し、とりわけアジアの他の経済とのつながりを強化する場として機能しうると述べています。
海南自由貿易港がもたらすインド企業のチャンス
ダラコティ氏の見方によると、海南自由貿易港は、インド企業が中国市場とアジア市場の両方にアクセスする際のプラットフォームとなることが期待されています。1つの場所から複数の市場にアプローチできる拠点があれば、企業にとっては戦略を描きやすくなります。
こうした視点からは、次のような可能性が浮かび上がります。
- 中国との貿易を拡大しつつ、アジア各地への再輸出や連携を模索する拠点
- サービス産業やビジネスイベントを通じて、インドとアジアの企業・投資家をつなぐ場
- デジタル関連ビジネスなど、新しい分野での協力を試すテストベッドの役割
具体的なプロジェクトや案件はこれから本格化していくとみられますが、FICCI幹部が「多くの協力の可能性」を強調したこと自体、海南がインドのビジネスコミュニティの視野にしっかり入ってきていることを示しています。
アジア経済をどうつなぐかという問い
中国とインドという人口大国が、どのようなルートで互いの経済を近づけ、アジア全体の成長につなげていくのか。この問いに対する1つの答えとして、海南自由貿易港という「場所」が浮上していると言えます。
外交関係樹立75周年という節目の年に、貿易と投資の窓口としての海南に注目が集まることは、印中関係が単なる二国間関係を超え、アジアの経済ネットワークづくりにも関わるテーマであることを示しています。
今後、どのような具体的な協力案件が生まれてくるのか。海南をめぐる動きは、印中関係だけでなく、アジア経済のこれからを考えるうえでも追いかけておきたいポイントと言えます。
Reference(s):
cgtn.com








