マレーシア企業家が語る中国とのテック協力の可能性 5GとAIに注目 video poster
マレーシア中国商会のジェフリー・ン副会頭が、中国海南省で開かれた第5回中国国際消費品博覧会の会場で、マレーシアと中国のテック協力には巨大な可能性があると述べました。特に第5世代移動通信システム(5G)と人工知能(AI)分野での連携に期待を示し、注目を集めています。
マレーシアと中国のテック協力に「巨大な可能性」
ン氏は、マレーシアと中国がテクノロジー分野で協力することで、新しいビジネス機会と産業発展の余地が広がるとの見方を示しました。会場となったのは、中国海南省で開かれた第5回中国国際消費品博覧会です。
発言は、CGTNのアンカーであるリンカーン・ハンフリーズ氏によるインタビューの中で行われました。国際的な場でのコメントとして、テック協力への期待が語られたかたちです。
焦点は5GとAI
ン氏が特に強調したのは、5GとAIという二つの分野です。どちらもデジタル経済の基盤となる技術であり、企業や社会の仕組みを大きく変える可能性があります。
5Gが支える次世代インフラ
5Gは、従来よりも高速で遅延の少ない通信を実現する技術です。これにより、遠隔医療や自動運転、スマートシティなど、多様なサービスを同時に支えることが期待されています。
マレーシアと中国が5Gで協力すれば、両国を行き来するビジネスや観光、物流の分野で、デジタルサービスの質が高まりやすくなります。インフラを共有・連携することで、新しいサービスの実証や展開もスムーズに進む可能性があります。
AIで広がる産業の高度化
AIは、データをもとに学習し、予測や分析、画像認識などを行う技術です。製造業の効率化や金融サービス、オンライン小売、カスタマーサービスなど、幅広い分野で活用が進んでいます。
マレーシア企業と中国企業がAI分野で協力すれば、データの活用方法やアルゴリズムの開発、人材育成などで相互補完が進みやすくなります。ン氏の発言は、こうした連携の広がりに対する期待を反映していると見ることもできます。
ビジネスリーダーの発言が示すもの
今回のコメントは、一人のビジネスリーダーとしての見通しにすぎませんが、テック協力が両国関係の重要なキーワードになりつつあることを象徴しているとも言えます。
特に注目したいポイントを整理すると、次のようになります。
- ハードウェア(5Gネットワーク)とソフトウェア(AI)の両面で協力を見据えていること
- 博覧会という国際的な展示の場から、将来像を発信していること
- 企業や商工団体レベルの連携が、テック協力の具体化に重要だと示唆していること
テック協力が地域にもたらすかもしれない波及効果
テック分野での協力が進むと、関係する国や地域のサプライチェーン(供給網)や人材の流れにも変化が生まれます。新しいサービスや製品が生まれるだけでなく、デジタルスキルを持つ人材の需要も高まります。
マレーシアと中国の企業同士が実証実験や共同プロジェクトに取り組めば、その成果が周辺の国や地域にも広がり、デジタル経済全体の底上げにつながる可能性もあります。
日本の読者にとってのポイント
日本からこの動きを見ると、いくつかの示唆があります。特にグローバルなビジネスやテック分野に関心のある読者にとって、次の点は意識しておきたいところです。
- アジア域内でのテック協力が、5GやAIの実装ペースを加速させている可能性があること
- 企業や商工会議所レベルのメッセージが、国同士の協力の雰囲気づくりに影響を与えうること
- 国際展示会やエキスポが、単なる製品紹介の場から「デジタル戦略を発信する場」へと変わりつつあること
今回のような発言は、具体的な投資額やプロジェクト名が示されたわけではありません。それでも、5GやAIといったキーワードを通じて、これからの数年で何が重要になっていくのかを考えるきっかけになります。
Reference(s):
Malaysian business leader: Vast potential for Malaysia-China tech ties
cgtn.com








