中国メーデー連休、訪中観光130%増 ビザ免除とスマホ決済 video poster
2025年のメーデー連休に、中国へのインバウンド観光が約130%増えました。ビザ免除や税金還付、スマホ決済、ライブコマースといった仕組みが追い風となり、中国は世界の観光地の中でも存在感を強めています。本記事では、その背景と外国人観光客に人気の体験を、日本語で分かりやすく整理します。
今年のメーデー連休、中国へのインバウンドが急増
2025年5月のメーデー連休期間、中国本土を訪れた外国人観光客の数が大きく伸び、約130%増という急拡大となりました。短い連休のあいだにここまで伸びるのは、国際観光の世界でも目を引く動きです。
背景には、観光政策の見直しと、日常生活に深く浸透したデジタルサービスがあります。これまでハードルになりがちだったビザの取得、現地での支払い、税金還付の手続きなどが一気に簡単になり、旅行先としての魅力が高まっています。
4つの追い風 ビザ免除・税金還付・スマホ決済・ライブコマース
中国へのインバウンド観光が世界の注目を集めるようになった背景には、次の4つの要素があります。
ビザなし入国でハードルが下がる
一部の国や地域からの旅行者は、短期滞在であればビザなしで入国できるようになっています。事前の申請や書類準備の負担が減ることで、直前に旅程を決める旅行者でも、中国本土を訪れやすくなりました。メーデー連休のような短期集中型の休暇との相性も良く、インバウンドの増加を後押ししています。
出国時の税金還付でショッピング需要が拡大
主要都市の空港では、指定された店舗で購入した商品について、出国時に税金の一部が還付される仕組みが整っています。観光とショッピングを組み合わせる外国人にとっては、実質的な値引きとなり、高級ブランドから日用品まで幅広い買い物需要を生んでいます。
買い物を楽しんだ後、空港でまとめて手続きを済ませられることから、短期間の滞在でも利用しやすい制度になっています。
スマホ決済で現金いらずの旅
スマートフォン決済が日常化している中国では、タクシーや地下鉄、コンビニ、飲食店、ナイトマーケットまで、多くの支払いをスマホ一つで完結できます。最近は、海外発行のクレジットカードやデビットカードを主要な決済アプリに登録できるようになり、外国人でも現地の人と同じようにキャッシュレスで旅を楽しめる環境が広がっています。
現金を多く持ち歩かなくてよい安心感に加え、少額決済もスムーズに行えるため、細かな移動や食べ歩きが多い都市観光と相性の良い仕組みです。
ライブコマースが観光のきっかけに
ライブコマースは、ライブ配信を通じて商品を紹介し、視聴者がその場で購入できるオンライン販売の仕組みです。2025年のメーデー連休には、このライブコマースと観光を組み合わせる動きが目立ちました。
人気の観光地やショッピングモール、地域の特産品売り場などからのライブ配信をきっかけに、その場所を実際に訪れ、配信で見た商品を手に取る観光客が増えています。オンラインで興味を持ち、オフラインで体験するという流れが、観光の新しい形として広がりつつあります。
観光とデジタル経済の境目が曖昧になることで、中国本土は新しいタイプの観光ホットスポットとして国際的な注目を集めています。
メーデー連休に外国人に人気だった観光体験
今年のメーデー連休には、従来の世界遺産や大都市観光に加え、次のような体験が特に外国人から支持を集めました。
- ライブコマースと連動したショッピング体験 配信で紹介された商品を実際の店舗で探したり、その場から自分でも配信してみたりするなど、オンラインとオフラインを行き来する新しい買い物スタイルが広がっています。
- キャッシュレスで巡る街歩きツアー 交通カード代わりにスマホアプリを使い、地下鉄やバス、シェア自転車で都市を移動する体験は、デジタルインフラに関心の高い旅行者の好奇心を刺激しています。
- ナイトマーケットとストリートフード 夜遅くまで開いているナイトマーケットや屋台街では、少額の支払いもスマホで完了し、現金を気にせず食べ歩きが楽しめます。現地の生活感を味わえるスポットとして人気を集めました。
- 歴史と最新テクノロジーを組み合わせた観光 伝統的な寺院や歴史地区に、プロジェクションマッピングや拡張現実によるガイドなどのデジタル演出を組み合わせた観光プログラムも増え、写真だけでなく体験そのものを共有したくなる仕掛けが用意されています。
日本の旅行者にとってのポイント
日本から中国本土への旅行を考えている人にとっても、今回のインバウンド急増は重要なサインです。外国人向けの案内表示、多言語対応、決済手段などが整備されてきているため、以前よりも旅行しやすい環境になっていると考えられます。
一方で、スマホアプリの登録や現地で使える決済手段の準備など、事前に確認しておきたいポイントもあります。次のような点をチェックしておくと、現地での戸惑いを減らせます。
- 自分のクレジットカードやデビットカードが、現地の主要決済アプリに登録できるか
- パスポート情報の事前登録や、ビザ免除の条件など、入国条件の最新情報
- 税金還付を受けるために必要なレシートの保管方法や、空港での手続きの流れ
- 通信環境として、現地で利用できるSIMやeSIM、モバイル通信プランの準備
こうした準備をしておくことで、メーデー連休のような短い休暇でも、ストレスを抑えながら効率的に観光を楽しむことができます。
観光とデジタル経済がつくる新しい旅行のかたち
2025年12月現在、メーデー連休のインバウンド急増は、中国本土が観光とデジタル経済を組み合わせることで、国際的な競争力を高めていることを示しています。ビザ免除、税金還付、スマホ決済、ライブコマースという四つの要素は、今後の大型連休や国際イベントでも、観光需要を押し上げる鍵になりそうです。
旅行先の選択肢が広がるなかで、自分は何を体験したいのか、どのようなデジタルサービスなら歓迎できるのかを考えながら、次の休暇のプランを組み立ててみるのもよいかもしれません。今回のメーデー連休で見えた変化は、国際ニュースとしてだけでなく、私たちの旅行スタイルにも静かな変化をもたらしつつあります。
Reference(s):
cgtn.com








