中国と中南米、中国・CELACフォーラム10周年で3カ年行動計画へ video poster
中国と中南米・カリブ海諸国の協力枠組みである中国・CELACフォーラムが協力開始から10年の節目を迎える2025年、中国政府は関係強化に向けた大きな措置を打ち出し、今後3年間の共同行動計画をまとめる方針です。中国政府の中南米問題特別代表・邱小琪氏は、こうした取り組みが両地域の発展に新たなモメンタムを与えると強調しました。
中国・CELACフォーラム10年、2025年の節目
2025年は、中国と中南米・カリブ海諸国共同体(CELAC)の協力が本格的に始まってから10年となる節目の年です。この10年間で、中国と中南米の関係は貿易や投資、インフラ協力などを通じて拡大してきました。
邱氏によると、この節目の年に合わせて、中国は中国・CELAC関係の発展をさらに促すための重要な措置を発表する予定です。両者は、今後の協力の方向性を示す新たな枠組みとして、共同行動計画を準備しています。
3カ年共同行動計画の狙い
邱氏は、中国とCELACの双方が、重点分野に焦点を当てた3カ年の共同行動計画を採択する見通しだと述べました。この計画は、向こう3年間にどの分野でどのような協力を深めていくのかを示す、実務的なガイドラインとなるとみられます。
具体的な分野は現時点で詳細には示されていませんが、計画の目的は明確です。それは、中国と中南米の協力を単発のプロジェクトではなく、中長期の視点で発展させるための道筋を描くことです。
- 協力の優先順位を整理し、資源を集中的に投じる
- 3年という区切りで成果を検証しやすくする
- 政治・経済情勢の変化に柔軟に対応できるようにする
両地域にもたらされる新たなモメンタム
邱氏は、今回の措置や共同行動計画によって、中国と中南米の関係に新たな発展のモメンタムが生まれると述べています。これは、単に貿易額を増やすだけでなく、長期的で安定したパートナーシップを築くことを意味します。
中国と中南米の関係強化は、次のような広がりを持つ可能性があります。
- 中南米諸国にとって、経済パートナーの多様化につながる
- 中国にとっては、エネルギーや資源、農産物などの安定的な供給源の確保に資する
- 国際社会において、グローバル・サウスと呼ばれる新興国同士の連携を可視化する
日本の読者にとっての意味
日本から見ると、中国と中南米の関係強化は一見遠い話に思えるかもしれません。しかし、サプライチェーンやエネルギー市場、国際機関での議論などを通じて、日本やアジアにも間接的な影響が及ぶ可能性があります。
例えば、中南米におけるインフラ整備やデジタル分野での協力が進めば、現地市場の成長を通じて、日本企業にとっても新たなビジネス機会が生まれることが考えられます。また、中国と中南米の連携が強まることは、世界の多極化や国際秩序の変化を読み解くうえで欠かせない動きの一つです。
中国・CELACフォーラム協力10年の節目に打ち出される今回の3カ年共同行動計画が、今後どのような具体的成果につながるのか。2025年からの3年間は、中国と中南米の関係だけでなく、国際社会全体のダイナミクスを考えるうえでも注目すべき期間となりそうです。
Reference(s):
China-Latin America to inject new development momentum, says rep
cgtn.com








