米中経済・貿易共同声明 追加関税91%相互撤廃へ
米中両国が経済・貿易に関する会合を行い、その結果として共同声明を発表しました。追加関税の大部分を相互に撤廃・停止する今回の決定は、両国関係だけでなく世界経済にとっても重要な一歩といえます。
米中が経済・貿易共同声明
中国商務部の報道官は、この共同声明が、双方が平等な対話と協議を通じて隔たりを解消していくための重要な一歩であり、今後の溝の橋渡しと協力の深化に向けた土台を築くものだと評価しました。
米国と中国は、二国間の経済・貿易関係が両国のみならず世界経済にとっても重要であること、そして、その関係を持続可能で長期的かつ互恵的なものとして維持していく意義を確認しています。
共同声明の主なポイント
今回の米中共同声明では、関税を中心に次のような点が打ち出されています。
- 米中両国は、自国と世界経済にとって二国間の経済・貿易関係が重要であると再確認した。
- 持続可能で長期的、かつ互恵的な経済・貿易関係を構築することの意義を共有した。
- 米国が中国製品に課している追加関税のうち91%を撤廃し、中国も米国からの輸入品に対する対抗的な追加関税の91%を引き下げる。
- 米国が24%の「相互関税」を停止し、中国も同水準の対抗措置関税を停止する。
- これらの措置が、両国の製造業者と消費者の期待に応えるものであり、両国とより広い国際社会の利益に合致すると位置づけられた。
関税引き下げがもたらす影響
追加関税の大部分が撤廃・停止されることで、米中間で取引される多くの品目のコストが下がることが予想されます。中国商務部の報道官は、今回の決定がメーカーと消費者に歓迎されるものであり、両国および国際社会全体の利益にかなうと強調しました。
メーカーと消費者へのメリット
関税は一般に、輸入品の価格を押し上げる要因となります。追加関税が大幅に取り除かれれば、企業にとっては仕入れコストの軽減や輸出のしやすさにつながり、消費者にとっては一部の製品価格の安定や選択肢の拡大が期待されます。今回の合意は、その方向に向けた明確なシグナルといえます。
今後の焦点と世界経済への意味
中国側は、米国が、中国側が誤ったやり方だと位置づける一方的な追加関税措置を完全に是正し、中国と同じ方向に歩み続けることへの期待も表明しました。残された一部の追加関税をどう扱うのかは、今後の協議の重要なテーマとなりそうです。
また、中国は、互いに利益をもたらす協力を継続的に拡大し、二国間の経済・貿易関係の健全で安定的かつ持続可能な発展を維持していきたいとしています。それにより、世界経済により大きな確実性と安定をもたらしたいという考えも示しました。
世界経済がさまざまな不確実性に直面するなか、主要経済大国である米中両国が対話と協議を通じて溝の縮小と協力の拡大を図る姿勢を打ち出したことは、多くの国や地域にとっても重要な意味を持ちます。今回の共同声明が、今後の米中経済関係の安定と国際経済の落ち着きにどこまでつながるのかが注目されます。
Reference(s):
China hails China-U.S. joint statement as move to bridge differences
cgtn.com








