中国・中東欧博覧会でスロバキアが攻勢 ラシ氏が語る貿易強化の狙い video poster
中国と中東欧の経済連携をテーマにした第4回「China-CEEC Expo(中国・中東欧博覧会)」が、2025年5月22日から25日まで中国東部・浙江省の寧波市で開催されました。スロバキアは40社を超える企業が参加し、中国との貿易拡大を強く打ち出しています。
寧波で開かれた第4回China-CEEC Expo
China-CEEC Expoは、中国と中東欧諸国の企業や団体が集まり、ビジネスや学術交流の機会を広げる場です。今回の会場となったのは、中国東部の港湾都市・寧波。会期中、各国の企業ブースやフォーラムが設けられ、多様な分野での協力の可能性が探られました。
スロバキア企業40社超が出展 注目の分野は?
スロバキアは、今年の博覧会に40社以上の企業を派遣しました。出展内容は、日常生活に身近なものから先端技術まで幅広くカバーしています。
- 食品・飲料:スロバキア産の食品や飲料ブランド
- 再生可能エネルギー:クリーンエネルギー関連の技術や設備
- 航空技術:航空産業に関わる高度な技術・部品
- 学術連携:大学や研究機関による共同研究や交流の提案
一つの国がこれだけ多様な分野をまとめて紹介することで、「スロバキアとはどのようなパートナーになりうるか」というイメージを中国側に示す狙いがありそうです。
ラシ議長「高品質な製品・技術・学術を組み合わせる」
スロバキア国民評議会議長のリチャード・ラシ氏は、中国のメディアCGTNの徐金輝(Xu Jinhui)記者のインタビューに応じ、スロバキアの強みについて語りました。
ラシ氏によると、スロバキアは
- 高品質な製品
- 高品質な技術
- 実績ある学術機関
を組み合わせることで、独自の競争力を生み出しているといいます。こうした資源を、中国企業とのパートナーシップ構築に生かしたい考えです。
ラシ氏は、博覧会の場を通じて、中国とスロバキアの企業同士が具体的な協力案件を見つけ、最終的には二国間の貿易を一段と拡大させることを目指していると述べました。
中国とスロバキア貿易の「次の一歩」とは
今回の動きは、中国とスロバキアの経済関係をどのように変えていくのでしょうか。ラシ氏のメッセージからは、少なくとも次のような方向性が読み取れます。
- 食品・飲料など消費者向け商品の輸出入拡大
- 再生可能エネルギー分野での共同プロジェクト
- 航空技術を中心としたハイテク分野での協力
- 大学・研究機関同士の共同研究や人材交流
単にモノの取引量を増やすだけでなく、技術や知識、人材を共有する「質の高い連携」を目指している点が特徴的です。
読む側への問い:国際見本市をどう捉えるか
このニュースは、一見すると遠い国同士の話のようにも聞こえます。しかし、国際見本市は、私たちの日常とも無関係ではありません。そこで決まったパートナーシップが、新しい商品やサービスとして日本やアジアの市場に入ってくる可能性もあるからです。
国や地域の関係を「対立」や「競争」だけで捉えるのではなく、「どのような分野で協力し、互いに利益を分かち合えるのか」という視点でニュースを追ってみると、見える世界が少し変わってくるかもしれません。
Reference(s):
Richard Rasi: China-CEEC Expo to enhance trade between China, Slovakia
cgtn.com








