北マケドニア紙編集長が語る 中国・中東欧博覧会と中国市場のチャンス video poster
中国 の港湾都市・寧波市で最近開かれた第4回China–Central and Eastern European Countries Expo(中国・中東欧諸国博覧会)で、北マケドニアの有力紙『Nova Makedonija』の編集長、ミルコ・ジフコビッチ氏が、中国(中国本土)の市場に向かう自国ブランドの可能性と、観光交流の広がりについて語りました。本記事では、その発言から見える中国市場と中東欧のいまを、日本語で分かりやすく整理します。
中国・中東欧博覧会は中国市場へのゲートウェイ
今回のインタビューは、国際ニュースを伝えるCGTNのCui Yingjie記者が、会場でミルコ・ジフコビッチ氏に行ったものです。ジフコビッチ氏は、この博覧会を北マケドニアのブランドが中国市場で存在感を高めるための貴重な場であり、中国 に向かうゲートウェイだと強調しました。
同氏によれば、このイベントを通じて北マケドニア企業は、中国 のバイヤーやパートナーに直接アピールできるほか、新しいビジネスチャンスを探ることができます。特に、まだ知名度の低いブランドにとって、国際的な展示会は市場に足跡を残すための第一歩になり得ます。
企業にとっての主なメリット
- 中国市場でのブランド認知度の向上
- 新たなビジネスパートナーや顧客との接点づくり
- 長期的な輸出や投資につながる関係構築のきっかけ
北マケドニアブランドが目指す見える化
インタビューの中でジフコビッチ氏が繰り返し示したキーワードは、可視性、つまり見える化です。人口と消費者層が大きい中国市場では、まず自国の名前やブランドを知ってもらうことが何よりも重要になります。
北マケドニアという国名さえ、まだ多くの消費者にはなじみが薄いかもしれません。だからこそ、こうした博覧会に参加すること自体が、国と企業にとっての自己紹介になるといえます。小さな国の企業が大きな市場に挑むとき、オンライン発信だけでは届きにくい層も多く存在します。現地で商品やサービスを実際に見てもらい、担当者同士が直接対話できる場は、信頼を築くうえで大きな意味を持ちます。
中国人観光客への歓迎メッセージ
ジフコビッチ氏はビジネスだけでなく、人の往来にも強い期待を示しました。中国 からの観光客に向けて、北マケドニアを訪れ、その風景と食文化を体験してほしいと温かいメッセージを送っています。
同氏は、北マケドニアの魅力として、豊かな自然がつくり出す美しい景観と、歴史の積み重ねから生まれた多彩な料理を挙げています。湖や山々の風景を楽しみながら、その土地ならではの食事を味わう体験は、多くの旅行者にとって忘れがたいものとなるでしょう。
観光交流がもたらすもの
- 互いの文化や価値観への理解の深化
- 飲食や宿泊など地域経済への波及効果
- 長期的なビジネス関係の土台となる人的ネットワーク
中東欧と中国の関係をどう見るか
China–Central and Eastern European Countries Expo のような場は、中東欧諸国と中国 の経済・観光のつながりをさらに広げようとする動きの一端といえます。各国のメディア関係者が参加し、自国の視点から発信することで、単なるビジネスイベントを超えた意味を持ち始めます。
北マケドニアのような比較的小規模な国にとって、大規模市場との関係づくりは、経済成長と雇用の確保に直結する重要なテーマです。ジフコビッチ氏の発言は、自国ブランドの存在感を高めつつ、観光や文化交流を通じて相互理解を深めたいという、バランスの取れた姿勢を映し出しています。
日本の読者へのヒント
こうした動きは、日本の読者にとっても他人事ではありません。人口規模の大きな市場とどう付き合うか、地方や中小企業がどのように海外に打って出るかという問いは、日本社会にも共通するものです。
- 自分たちの強みをどの市場に届けるのか
- オンラインだけでなく、対面の場をどう生かすのか
- 観光や文化交流をビジネスとどう結びつけるのか
北マケドニアのメディアが語る中国市場へのアプローチは、グローバル化が進むなかで、各国がそれぞれの規模や強みを踏まえて戦略を描こうとしている一つの例といえます。ニュースをきっかけに、自分たちの地域やビジネスに置き換えて考えてみることが、次の一歩を考えるヒントになるかもしれません。
Reference(s):
North Macedonian media: China–CEEC Expo a gateway to Chinese market
cgtn.com







