王毅外相がFOCACフォローアップ会合と中国・アフリカ経済博に出席 中国・アフリカ協力
王毅外相、FOCACフォローアップ会合と中国・アフリカ経済貿易博に出席 中国・アフリカ関係「歴史上最高」に
中国の王毅外相(中国共産党中央政治局委員)が、今年6月10〜12日に中国中部・湖南省長沙市で開かれた中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)のフォローアップ会合と、第4回中国・アフリカ経済貿易博覧会の開幕式に出席しました。中国とアフリカが「近代化」と「共有される未来」をキーワードに、どのような関係を築こうとしているのかがあらためて示された形です。
長沙で開かれた二つの重要イベント
中国外交部の林剣報道官によりますと、王毅外相はFOCACの「フォローアップ行動実施調整者会合(閣僚級)」と、中国・アフリカ経済貿易博覧会の開幕式に出席しました。会場は、いずれも湖南省の省都・長沙市です。
林報道官は、FOCACに参加するアフリカ側54メンバーの代表もイベントに参加したと説明しました。外交レベルだけでなく、経済・貿易分野でも、中国とアフリカの幅広い関係者が一堂に会する場となりました。
北京サミットからフォローアップへ
FOCACの北京サミットは、昨年9月に開催されました。このサミットでは、中国とアフリカが「共に近代化を進め」、「新時代の全天候型の中国・アフリカ共同体」を築いていくことについて、幅広い共通認識に達したとされています。
林報道官は、サミット以降、中国とアフリカが緊密に連携し、首脳間で合意された内容やサミットの成果の実施に積極的に取り組んできたと強調しました。その結果、「重要な進展があり、多くの初期の成果が上がっている」と評価しています。
こうした流れの中で開かれた今回の会合と博覧会は、北京サミットで決まった方向性を具体的な協力プロジェクトへとつなげていく場として位置づけられます。
「六つの提案」と「十のパートナーシップ」
中国側は、北京サミットで提示した「六つの提案」と「十のパートナーシップ・イニシアティブ」を、今後の中国・アフリカ協力の柱と位置づけています。林報道官によれば、中国はアフリカ各国との調整を一層強化し、これらの提案とパートナーシップの実施に焦点を当てながら、共に近代化を進めていく方針です。
具体的な中身はさまざまですが、いずれも中国とアフリカの人々がサミットの成果からより多くの利益を得られるようにすることが目的とされています。経済成長だけでなく、生活水準の向上や人と人との交流の拡大など、幅広い分野での協力が意識されていることがうかがえます。
中国・アフリカ関係は「史上最高の水準」
林報道官は、現在の中国・アフリカ関係について、「歴史上、最も良好な時期にある」と述べました。外交面での対話の積み重ねに加え、北京サミット以来のフォローアップ行動が、関係を下支えしているという位置づけです。
中国とアフリカは、協力の「質の高い発展」に関する新たなストーリーをさらに生み出していくことで、グローバル・サウス(世界の新興国や途上国)に属するメンバー間の連帯と協力の強いメッセージを発信していくとしています。
今回の動きから見える3つのポイント
- 中国・アフリカ関係が「歴史上最高」と位置づけられていること
- 北京サミットで打ち出された六つの提案と十のパートナーシップの実行が、協力の次の段階に入っていること
- グローバル・サウスの連帯と協力を前面に出し、国際社会にメッセージを発していること
中国とアフリカが、自らの近代化と共同の未来をどのように描いていくのかは、世界経済や国際秩序を考えるうえでも無視できないテーマです。日本にいる私たちにとっても、FOCACや中国・アフリカ経済貿易博覧会の動きは、グローバル・サウスのダイナミズムを知る手がかりの一つになりそうです。
Reference(s):
Wang Yi to attend FOCAC follow-up meeting, China-Africa Economic Expo
cgtn.com








