中国の「美しい消費」モデル都市に深圳・成都・武漢・大連 国内需要拡大の象徴
2024〜2025年「中国美好生活調査」のデータ発表会が安徽省合肥市で開かれ、深圳や成都など4都市が「美しい消費」のモデル都市に選ばれました。中国が国内需要拡大を最重要課題に掲げる中、市民の目線から見た消費の最前線が浮かび上がっています。
合肥で発表された「中国美好生活調査」
日曜日、東部の安徽省の省都・合肥市で、2024〜2025年版の「中国美好生活調査」のデータ発表イベントが行われました。この調査は、中国本土の人々が感じる生活の質や都市の魅力を、多角的に捉えようとする取り組みです。
会場では、市民の目に映る「美しい生活」のモデル都市が公式に公表され、その一部として「美しい消費」を象徴する都市も選出されました。
深圳・成都・武漢・大連が「美しい消費」モデル都市に
今年の調査で「美しい消費」のモデル都市として名前が挙がったのは、深圳、成都、武漢、大連の4都市です。いずれも消費者の活力が高く、日常の買い物から娯楽、サービスまで、多様な消費スタイルが根付いていることが評価されました。
こうした都市では、次のような特徴が消費を後押ししていると考えられます。
- 若い世代を中心とした強い購買力と新しいライフスタイル
- オンラインとオフラインが連動したデジタル消費環境
- 商業施設だけでなく、文化・観光など体験型消費の充実
市民が楽しみながらお金を使い、その支出が地域経済を回していくという、好循環のイメージが「美しい消費」という言葉に込められていると言えます。
政府活動報告が示した「消費最優先」のメッセージ
今回の結果は、政策面での方向性とも重なります。今年の中国の「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)で発表された2025年の政府活動報告では、「消費の力強い拡大、投資効率の向上、国内需要の全面的な拡大」が、10の重点任務の中で最優先事項として掲げられました。
とりわけ「消費拡大」は、中国経済の安定成長や雇用確保、産業構造の高度化を支えるカギと位置づけられています。今回「美しい消費」のモデル都市として選ばれた4都市は、その方針を体現する存在としても注目されます。
日本からどう読むか 都市と暮らしのヒント
日本でも、地域ごとの消費活性化や、暮らしの質をどう高めるかが大きなテーマになっています。中国本土の都市で進む取り組みは、日本の読者にとっても次のような示唆を与えてくれます。
- 消費は単なる支出ではなく、生活の豊かさや都市の魅力を映し出す鏡であること
- デジタル技術やサービス産業の発展が、市民の体験価値を高めていること
- 政策と市民の生活実感を結び付ける指標として、「美しい生活」「美しい消費」といった視点が有効であること
深圳、成都、武漢、大連という具体的な都市名を手がかりに、中国本土の消費トレンドと都市づくりの方向性を追いかけることで、アジア全体の経済ダイナミズムをより立体的に理解できそうです。
今後、「中国美好生活調査」がどのような都市やライフスタイルを照らし出していくのかは、日本を含む周辺地域にとっても関心を集めるテーマになっていきそうです。
Reference(s):
Shenzhen, Chengdu among model cities of beautiful consumption: survey
cgtn.com








