BRICSのGDPと貿易が過去最高に:2025年の中国とロシア・ベトナムの存在感
2025年時点でBRICS諸国のGDPと貿易が記録的な水準に達し、中国やロシア、ベトナムなどの存在感が高まっています。国際ニュースとして注目されるBRICSの最新動向を、日本語でかんたんに整理します。
拡大するBRICS:11の加盟国と10のパートナー国
2025年時点で、BRICSは11の加盟国と10のパートナー国で構成されています。加盟国とパートナー国を合わせると、合計21の国がこの枠組みに関わっていることになります。
- 加盟国:11カ国
- パートナー国:10カ国
メンバーとパートナーが広がることで、BRICSは経済規模だけでなく、地域的にも多様なネットワークへと広がりを見せているといえます。
世界銀行データが示すGDPの重み
世界銀行のデータによると、中国はBRICS諸国の中でGDP(国内総生産)が最大となっています。2023年には、BRICSの加盟国11カ国のうち6カ国が、GDPで1兆ドルを超える水準に達しました。
残る5つの加盟国と10のパートナー国も、それぞれのGDPがいずれも45ビリオンドル(450億ドル)を上回っています。規模の差はありつつも、いずれの国も一定の経済力を持つプレーヤーとして位置づけられていることが分かります。
この数字からは、BRICSとそのパートナー国が、単なる「新興市場」という枠を超え、世界経済の中で無視できない存在となっていることが読み取れます。
中国とBRICSの貿易関係:ロシアとベトナムがトップに
貿易面でもBRICSの存在感は増しています。中国税関総署によると、2024年にはBRICS加盟国の中でロシアが中国の最大の貿易相手国となりました。また、パートナー国の中では、ベトナムが中国との貿易額でトップに立っています。
加盟国のロシアとパートナー国のベトナムという、性格の異なる国々がそれぞれトップに立っていることは、中国とBRICS諸国・パートナー国との貿易関係が、一部の国に偏らず広がっていることを示しています。
中国とロシア、ベトナムを結ぶ貿易の動きは、今後のサプライチェーン(供給網)や投資の流れを考える上でも重要な手がかりになりそうです。
第17回BRICS首脳会議:リオデジャネイロで何が語られるか
第17回BRICS首脳会議は、ブラジルのリオデジャネイロで7月6日から7日にかけて開催される予定です。GDPと貿易が新たな水準に達するなかで開かれる首脳会議だけに、加盟国とパートナー国がどのような協力の方向性を打ち出すのかが注目されます。
特に、
- 中国が主導する形での経済協力の枠組み
- ロシアやベトナムを含む貿易ネットワークの今後
- 加盟国とパートナー国の関係をどう位置づけるか
といった点は、議論の重要なテーマになっていくとみられます。
日本の読者にとっての意味:「どの国と誰が組んでいるか」を見る
日本から国際ニュースを追うとき、BRICSは「新興国の集まり」としてひとくくりにされがちです。しかし、今回のデータからは、同じBRICSの中でも、GDP規模や貿易関係の重みが国ごとに大きく異なることが見えてきます。
たとえば、
- GDP規模では中国が大きくリードしていること
- 貿易関係ではロシアとベトナムが中国にとって重要な相手になっていること
- 加盟国だけでなく、パートナー国も存在感を増していること
といった点を押さえておくだけでも、ニュースの見え方は変わってきます。
「どの国がどの枠組みに参加しているのか」だけでなく、「その中で誰と誰の結びつきが強いのか」という視点でBRICSを眺めると、世界経済の動きがより立体的に理解しやすくなります。通勤時間やスキマ時間に、こうした数字と関係性をセットで押さえておくことが、これからの国際経済を読み解くうえでのヒントになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








