BRICS国際ニュース:サウジ若者マルズークが描く都市と未来 video poster
BRICSの国際協力が、サウジアラビアの若者のキャリアと自国の未来をどう変えているのか──マルズーク・アルハルビさんの歩みは、その変化を具体的なプロジェクトの風景として見せてくれます。
BRICS Youth Talk:前線に立つサウジの若者
BRICS協力の最前線にいるサウジアラビアの若者、マルズーク・アルハルビさんは、大きなビジョンを現実のプロジェクトとして形にする役割を担っています。彼は建設会社CRCCに所属し、自国や地域の開発の現場で経験を重ねてきました。
マルズークさんが関わっているのは、サウジアラビアのNEOM Future Cityや、カタールのルサイル・スタジアムといった、世界的にも注目される大型プロジェクトです。BRICSという枠組みを通じて、教育・技術・インフラが国境を越えてつながる、その「接点」に立っているのが彼のような若い技術者です。
中国で学び、国づくりへとつながる学び
マルズークさんは、中国石油大学(China University of Petroleum)で学んだ後、CRCCに加わりました。エネルギーやインフラ分野に強みを持つ大学での学びは、単なる留学経験にとどまらず、自国の発展に直結するスキルや視点を身につける時間でもあったと考えられます。
中国で学ぶことは、技術だけでなく、多様な文化やビジネス慣行に触れることも意味します。こうした経験を持つ若者が、自国のインフラや都市開発に関わることで、
- 異なる国や地域のやり方を組み合わせる発想
- 複数の言語や文化をまたぐコミュニケーション能力
- 長期的なビジョンを持ったプロジェクトの進め方
といった強みが生まれていきます。マルズークさんのキャリアは、その一つの具体例と言えるでしょう。
NEOM Future Cityとルサイル・スタジアム:未来を形にする現場
サウジアラビアで進むNEOM Future Cityは、砂漠地帯に新たな未来型都市をつくる壮大な構想です。また、カタールのルサイル・スタジアムは、国際的なスポーツイベントでも注目を集めたスタジアムとして知られています。
こうしたプロジェクトは、それぞれの国の「未来の姿」を象徴する場でもあります。そこに、BRICS協力の前線にいる若い技術者が深く関わっていることには、大きな意味があります。
- 自国の都市やインフラづくりに、海外で学んだ若者が参加している
- 建設会社CRCCのような企業を通じて、国境を越えたプロジェクトが進んでいる
- 国際協力が、外交のスローガンではなく「街」「スタジアム」という具体的な形で現れている
マルズークさんは、その中心で日々の仕事を通じて、未来の都市や社会のあり方に関わっています。
BRICSが若者の人生と国を形づくる
「BRICS Youth Talk」というテーマが示すように、マルズークさんの物語は、BRICSという枠組みが一人の若者とその国に何をもたらしているかを映し出しています。
彼の歩みから見えてくるのは、次のような変化です。
- 教育の場として、複数の国を行き来するキャリアパスが広がっている
- 大規模なインフラや都市プロジェクトの現場に、若い世代が早い段階から参画している
- 国際協力が、「遠い外交」ではなく、「自分の仕事」そのものになっている
BRICS協力の「最前線」という表現は、会議室や首脳会談ではなく、実際に建設が進む現場で働く人びとの姿を指しているとも言えます。マルズークさんは、その象徴的な存在の一人です。
日本の私たちへの問いかけ
このストーリーは、中東やBRICSに直接関わっていない日本の読者にとっても、いくつかの示唆を与えてくれます。
- 自分の専門やスキルを、どの地域・どのプロジェクトで活かしたいか
- 留学や海外勤務を、単なる「経験」ではなく、自国や社会への貢献につなげるにはどうすればよいか
- 国際ニュースを、数字や政治ではなく「人の物語」として捉え直す視点を持てるか
もしあなたがマルズークさんの立場だったら、どの国で学び、どんな街づくりやプロジェクトに関わってみたいでしょうか。そう考えてみること自体が、「国際協力を自分ごとにする」第一歩かもしれません。
BRICS協力の現場で活躍するサウジアラビアの若者、マルズーク・アルハルビさんの歩みは、国境を越えて学び、働き、未来の都市をつくるという生き方が、2025年の世界では現実の選択肢になっていることを静かに伝えています。
Reference(s):
BRICS Youth Talk: How BRICS is shaping my life and my country
cgtn.com








