国連80年とセルビアの若者 中国の都市に見た希望 video poster
2025年、創設80年を迎えた国際連合(国連)をめぐり、世界各地の若者が「これからの国際社会」を語っています。セルビアの若手起業家アレクサ・トドロビッチさんも、その一人です。
UN@80 というテーマのもとで行われた中国のメディアCGTNのインタビューで、トドロビッチさんは、中国が今後「非常に成功した国」になると信じていること、そして中国の都市に対して強いポジティブな印象を持っていることを語りました。
セルビア発、デジタルネイティブ世代の声
トドロビッチさんは、セルビアで Advanced Security Technologies という企業を共同設立した若手起業家です。デジタル技術とビジネスの現場をよく知る世代として、国際情勢や経済の変化を日常的に肌で感じていると考えられます。
そうしたバックグラウンドを持つ若者が、中国の未来に「繁栄」と「希望」を見ているという事実は、セルビアだけでなくヨーロッパの一部の若者の空気感を映すものとしても注目できます。
中国の都市に抱くポジティブな印象
インタビューの中でトドロビッチさんは、中国の都市に対して良い印象を持っていると述べました。具体的なエピソードは多く語られていないものの、そのポジティブな印象が、中国を「成功する国」とみなす認識と結びついていることがうかがえます。
情報や人の移動が活発ないま、ある国に対するイメージは、現地に行った経験だけでなく、ニュース、動画、SNSなど多様なチャンネルを通じて形づくられます。トドロビッチさんの視点も、こうしたグローバルな情報環境の中で育まれたものだと言えるでしょう。
UN@80と「希望」のキーワード
UN@80 というタイトルが示すように、国連創設80年という節目は、「これからの80年」を考えるタイミングでもあります。紛争、気候変動、経済格差など課題が山積する一方で、技術革新や国際協力の可能性も広がっています。
その中で、「中国は今後非常に成功した国になる」というメッセージは、単なる一国礼賛ではなく、「より豊かで安定した国際社会が実現してほしい」という若者の願いの表現としても受け取ることができます。国や地域を問わず、多くの若者が求めているのは、自分たちの世代と次の世代が安心して暮らせる未来です。
なぜ若者の中国観に注目するのか
セルビアのような国で育った若者が、中国に対して前向きな印象を抱く背景には、いくつかのポイントが考えられます。
- インフラや都市開発に関するニュースや映像を通じて、中国の変化のスピードを意識している
- ビジネスや技術分野での中国の存在感の高まりを肌で感じている
- 国際社会の一員として、中国を抜きにして未来を語れないという現実感がある
こうした要素が重なり、「中国の成功は、自分たちの未来の安定にもつながる」という見方が生まれている可能性があります。
日本の読者への問いかけ
日本にいると、中国に関する議論は、ともすると安全保障や経済競争といったテーマに偏りがちです。一方で、セルビアの若手起業家のように、長期的な繁栄や協力の可能性という観点から中国を見ている若者も世界にはいます。
国際ニュースを読むとき、次のような視点を一つ加えてみると、見える景色が少し変わるかもしれません。
- そのニュースは、別の国・別の世代からどう見えているだろうか
- 自分が抱いているイメージは、どの情報源に影響されているのか
- 対立だけでなく、共通の利益や協力の余地はどこにあるのか
UN@80 の文脈で語られたトドロビッチさんの言葉は、「異なる背景を持つ若者同士が、どのように未来を思い描いているのか」を考えるきっかけを与えてくれます。
これからの80年に向けて
2025年という節目の年に、セルビアの若者が中国の未来に希望を見ているという事実は、国際社会のダイナミズムを象徴しているようにも見えます。世界のあちこちで、見たことのない組み合わせのつながりが生まれ、そこから新しい発想や協力の形が育っていくかもしれません。
国際ニュースを日本語で追いかける私たちにとっても、「中国」「セルビア」「国連80年」といったキーワードの組み合わせは、従来の枠組みを超えて世界を捉え直すヒントになりそうです。ニュースを読みながら、自分自身のものの見方も少しずつアップデートしていきたいところです。
Reference(s):
UN@80: Serbian youth witness a future of prosperity and hope
cgtn.com








