中国本土CPIは7月横ばい PPIは季節要因で低下
中国本土 中国 の物価動向を示す最新の指標として、今年7月の消費者物価指数(CPI)が前年比で横ばいとなり、生産者物価指数(PPI)は季節要因を背景に低下したことが、中国国家統計局(NBS)のデータで明らかになりました。落ち着いたインフレのもとで、景気や政策の行方を考えるうえで注目される内容です。
7月CPIは前年比横ばい、前月から持ち直し
消費者物価指数(CPI)は、家計が日常的に購入する商品やサービスの価格動向を示す指標です。中国国家統計局によると、今年7月のCPIは前年同月比で変化がなく、インフレ率はゼロでした。
一方、前月比では7月のCPIは0.4パーセント上昇し、6月の0.1パーセント低下からプラスに転じました。前月からの反発は、足元の需要や一部の品目価格が持ち直したことをうかがわせます。
コアCPIは0.8パーセント上昇、伸びは3か月連続で拡大
食料とエネルギー価格を除いたコアCPIは、物価の基調的な動きを見るために重視される指標です。7月のコアCPIは0.8パーセントの伸びとなり、その上昇幅は3か月連続で拡大しました。
変動が大きい食品やエネルギーを取り除いたコア指標がじわじわと強めの動きを示していることは、需要面の底堅さやサービス価格の改善など、景気の基調に一定の支えがある可能性を示唆します。
PPIは季節要因で低下、企業物価の動きに注目
生産者物価指数(PPI)は、企業が取引する卸売段階の価格を示す指標で、将来の消費者物価や企業収益に影響を与えます。今回、PPIは季節要因を背景に低下したとされています。
一般にPPIは、エネルギーや原材料価格、需要の強弱、季節的な需給の変化などの影響を受けやすく、振れ幅も大きくなりがちです。PPIの動きが続けば、企業の利益や投資意欲、さらには雇用や賃金を通じて家計にも波及し得るため、今後の推移を見守る必要があります。
今回の物価データから読み取れるポイント
今回のCPIとPPIの結果から、次のような点が意識されます。
- CPIの前年比は横ばいで、見出しインフレ率は落ち着いた状態が続いている。
- コアCPIの伸びが3か月連続で拡大しており、物価の基調には徐々に強さが戻りつつある可能性がある。
- PPIは季節要因で低下しており、企業物価の動きが今後の投資や収益にどのようにつながるかが注目される。
物価指標は、金融政策や財政政策、企業の価格戦略、個人の消費行動まで幅広く影響する重要なデータです。今回の中国本土のCPIとPPIの動きは、世界経済やアジア経済を注視する投資家やビジネスパーソンにとっても、今後の動向を考えるうえで押さえておきたい材料と言えます。
Reference(s):
China's CPI remains flat in July, PPI declines on seasonal factors
cgtn.com








