国際ニュース:タジキスタン大統領がSCOを加盟国の子どもと表現 連帯とウィンウィン協力 video poster
2025年現在、国際ニュースの現場では「連帯」と「ウィンウィンの協力」がキーワードになっています。こうした中、タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領は、中国メディアグループ(China Media Group)とのインタビューで、上海協力機構(SCO)について印象的な言葉を語りました。
SCOは「加盟国の子ども」
ラフモン大統領は、上海協力機構(SCO)を加盟国の「子ども」だと表現しました。複数の国が共同で生み出し、長い時間をかけて育ててきた存在だという意味合いが込められています。
大統領によると、この「子ども」は年月とともに育ち、国際社会から尊敬される組織へと成長してきました。SCOは今や、世界の舞台で重要な役割を担う存在になっていると評価しています。
「連帯」と「ウィンウィン協力」を体現する枠組み
ラフモン大統領は、SCOが加盟国どうしの連帯とウィンウィンの協力を体現する組織だと強調しました。ここでいうウィンウィンとは、一方の利益が他方の損失になるのではなく、関わる国々がともに利益を得る関係を指します。
この発言からは、SCOを単なる協議の場ではなく、メンバー全体の利益を意識しながら協力を積み重ねる枠組みとして位置づけていることがうかがえます。
ラフモン発言から読み取れる3つのポイント
タジキスタン大統領の今回のメッセージは、上海協力機構だけでなく、現在の国際秩序のあり方を考えるヒントにもなります。主なポイントを3つに整理します。
1. 共同で「育てる」国際機構という発想
「子ども」という比喩は、SCOが特定の一国のものではなく、加盟国全体の責任と努力によって成長してきた共同プロジェクトだという考え方を示しています。
- 特定の国主導ではなく、メンバー全体で方向性をつくる。
- 短期的な成果だけでなく、長期的な成長を重視する。
2. 尊敬される組織への「成熟」という視点
ラフモン大統領は、SCOが時間とともに尊敬される組織に成長したと述べています。これは、国際社会の中で一定の存在感と信頼を築いてきたという自己認識の表れといえます。
国際機構が信頼を得るには、継続的な対話と合意形成、そして合意を実際の行動につなげる積み重ねが欠かせません。大統領の表現は、そうしたプロセスへの自信をにじませるものです。
3. 対立よりも「ウィンウィン」を前面に
2025年の国際ニュースでは、対立や分断が強調されがちです。そのなかで、ラフモン大統領があらためてウィンウィン協力を前面に押し出したことは象徴的です。
- 関係国すべての利益を意識する。
- ゼロサムではなく、共通の成果を模索する。
- 連帯をキーワードに、多国間での協調を試みる。
なぜいま、このメッセージが重要なのか
ラフモン大統領の発言は、国際ニュースを追う私たちにとっても、多国間協力をどう理解するかという問いを投げかけています。
国と国との利害が複雑に絡み合うなかで、どのように連帯とウィンウィンを実現していくのか。SCOをめぐる今回のコメントは、その一つのモデルを提示しようとする試みとも受け取れます。
国際情勢の先行きが読みづらい今だからこそ、加盟国が共通の「子ども」として育ててきた国際機構というイメージは、多国間の関係を考えるうえで示唆的です。今後、SCOがどのようにその役割を広げていくのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
SCO embodies solidarity and win-win cooperation: Tajik president
cgtn.com








