パキスタン首相、中国企業のB2B投資を歓迎 CPEC 2.0に弾み video poster
パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は木曜日、北京で開かれた第2回パキスタン・中国B2B投資会議で、中国企業のパキスタンへの投資を歓迎すると述べました。両国の経済協力の柱である中国パキスタン経済回廊(CPEC)の「CPEC 2.0」に、新たな勢いを与えたい考えです。
北京で開かれた第2回B2B投資会議
首相は会議の場で、中国企業に対しパキスタンへの投資を呼びかけました。パキスタン側は、中国企業との協力を通じて「ウィンウィン」の機会を創り出し、CPECに新しいモメンタムを注ぎ込むと強調しました。
今回の会議は、政府間の枠組みだけでなく、企業同士の直接対話を促す場として位置づけられています。中国企業とパキスタン企業が具体的な案件を議論しやすくすることで、協力を加速させる狙いがあります。
CPEC 2.0が意味するもの
CPEC(中国パキスタン経済回廊)は、両国の経済と連結性を高める長期的な協力プロジェクトとして進められてきました。シャリフ首相が言及した「CPEC 2.0」は、インフラ整備中心の段階から、投資・産業・ビジネス協力を一段と重視する新しいフェーズを指すとみられます。
首相が中国企業の投資を歓迎すると明確に示したことは、今後のCPECがよりビジネス主導の形で進むことを示唆しています。
B2B投資モデルのねらい
今回強調されたB2B(企業対企業)投資モデルは、官民が役割を分担しつつ、具体的なビジネス案件を前面に押し出すアプローチです。従来の政府主導のプロジェクトに比べ、次のような特徴があります。
- 企業同士のマッチングを通じて、商機を素早く見つけやすい
- 市場ニーズに沿ったプロジェクトを組み立てやすい
- 中小規模の案件も含め、多様な協力が生まれやすい
パキスタン側がこうしたB2B投資を前面に出しているのは、中国企業の強みとパキスタンのニーズを、より直接的につなぎたいという思惑があるためです。
パキスタン経済への期待と課題
中国企業からの新たな投資が進めば、パキスタンにとっては雇用創出や産業基盤の強化につながる可能性があります。同時に、エネルギー、製造業、物流など、CPECに関連する分野での連携拡大も期待されます。
一方で、「CPEC 2.0」を名実ともに進めるためには、投資環境の整備やプロジェクト実施のスピード、制度面の安定性など、パキスタン側の取り組みも問われます。シャリフ首相が「中国企業にとって魅力的な機会を用意する」と約束した背景には、こうした課題認識もあるといえます。
これから何が注目点か
今回のB2B投資会議で示されたメッセージは明確です。パキスタンは、中国企業とのビジネス協力を積極的に拡大し、CPECを次の段階へ押し上げたい――ということです。
今後は、今回の会議をきっかけに、どれだけ具体的な投資案件が動き出すかが焦点となります。パキスタンと中国の経済協力が、「CPEC 2.0」という新しい看板にふさわしい実りをあげられるかどうか、引き続き注目されます。
Reference(s):
Pakistani prime minister hails B2B investment model to boost CPEC 2.0
cgtn.com








