海南ラザンヌ観光大学が三亜で初の学生受け入れ 海南自由貿易港の観光教育が始動 video poster
中国海南省・三亜市にある Sino-Swiss Hainan Lausanne Tourism University(海南ラザンヌ観光大学)が、観光・ホスピタリティ分野で学ぶ最初の学生を受け入れました。海南自由貿易港に世界水準の観光教育が根づき始めたことを示す動きです。
観光立県をめざす海南で、新大学が始動
今回の学生受け入れは、海南省が掲げる「世界とつながる観光・サービス拠点」という方向性を象徴する出来事です。三亜はビーチリゾートとして知られ、海南自由貿易港の中でも観光と国際交流の「玄関口」と位置づけられています。
その三亜に誕生した海南ラザンヌ観光大学は、中国とスイスの協力による観光・ホスピタリティ教育に特化した大学で、世界クラスの教育を提供することを目指しています。今回、第一期生がキャンパスに集まり、本格的な教育プログラムがスタートしました。
海南自由貿易港にとっての意味
海南自由貿易港は、観光、サービス、デジタル経済などを軸に国際ビジネスのハブとなることを目指しています。その中で、観光・サービス産業を支える人材育成は重要な柱の一つです。
海南ラザンヌ観光大学の始動によって、次のような効果が期待されます。
- 国際基準のホスピタリティを学んだ人材の育成
- 教員や学生を通じた国際ネットワークの拡大
- 周辺のホテル、旅行、MICE(会議・展示会)産業への波及効果
2025年現在、海南が掲げる「より開かれた地域へ」というメッセージを具体化する取り組みとしても、今回の学生受け入れは意味を持ちます。
アジアの観光教育の流れの中で
アジア太平洋地域では、観光・ホスピタリティ分野の教育拠点をめぐり、各地で大学や専門機関の整備が進んでいます。その中で、海南のように自由貿易港と観光教育を組み合わせる動きは、今後のモデルケースの一つになり得ます。
観光教育と地域開発を同時に進めることで、
- 地域そのものを「学びのフィールド」として活用できる
- 学生がインターンシップや実習を通じて実務経験を積みやすい
- 地域の企業にとっても人材確保のチャンスが広がる
といった相乗効果が生まれやすくなります。
日本の読者にとってのポイント
日本でも観光立国やインバウンド(訪日観光客の受け入れ)が重要テーマとなる中、近隣地域である海南で観光教育の新たな拠点が生まれたことは、次のような観点から注目に値します。
- アジアの観光・サービス人材の流れがどのように変化していくのか
- 海南自由貿易港が、ビジネスや学びの新たな選択肢として存在感を高めるのか
- 日本の観光地や教育機関が、どのように連携や競争を展開していくのか
今回の海南ラザンヌ観光大学の始動は、単なる一つの大学のニュースにとどまらず、観光と教育を軸にした地域づくりのあり方を考えるヒントでもあります。今後、学生数の拡大や国際的な共同プログラムの展開など、次のステップにも注目が集まりそうです。
Reference(s):
Hainan Lausanne Tourism University welcomes first students in Sanya
cgtn.com








