米財務長官、TikTok米事業売却期限「きょうの協議次第」と発言 video poster
国際ニュースとデジタル政策が交差するテーマとして注目されているTikTokの米事業をめぐり、米財務長官スコット・ベセント氏の発言が話題になっています。売却期限の延長をどう判断するのか、米国のスタンスをうかがわせる一言となりました。
ベセント財務長官「きょうの協議次第」と発言
8日、米財務長官のスコット・ベセント氏は、中国の国際メディアであるCGTNの記者から、TikTokの米国事業を売却する期限を米国が延長するかどうかを問われました。
この問いに対し、ベセント氏は英語で We will see. It will depend largely on how the talks go today(様子を見ましょう。多くはきょうの協議がどう進むかにかかっています)と述べました。売却期限の延長について「即答で否定も肯定もしない」という、慎重かつ余地を残した表現です。
発言の中でベセント氏は、判断がきょう行われる協議に大きく依存すると強調しました。これは、単なる行政判断ではなく、関係者との対話や交渉プロセスを重視していることを示していると言えます。
TikTok米事業売却期限が持つ意味
現在、TikTokの米国事業については、売却の期限が設けられており、その行方が焦点となっています。今回の発言は、その「期限を延長するのかどうか」という点に関する米側の姿勢をうかがう重要なヒントになりました。
ベセント氏は、延長について明確な約束はしていませんが、協議の結果次第では対応を調整する可能性もにじませています。これは、あらかじめ結論を固定せず、関係者との対話を踏まえて柔軟に判断する姿勢とも受け取れます。
一方で、売却期限が現状維持となるのか、あるいは延長されるのかによって、TikTokの米国内での事業運営や、ユーザー・企業・投資家の受け止め方も変わってくる可能性があります。今回の発言は、その不確実性がなお続いていることを示すものでもあります。
国際ニュースとしてのポイント
今回のやり取りには、国際ニュースとして押さえておきたいポイントがいくつかあります。
- 対話重視の姿勢: ベセント氏は、結論よりもまず協議のプロセスを重視する姿勢を示しました。これは、デジタル政策をめぐる課題が、一方的な通告ではなく、関係者との調整によって進められていることを示しています。
- メディアとしてのCGTNの質問: 質問を投げかけたのは、中国の国際メディアであるCGTNの記者でした。米国のデジタル政策を、中国を含む海外のメディアや読者も注視していることがうかがえます。
- 市場やユーザーへのシグナル: 売却期限の延長が「協議次第」であるというメッセージは、情報技術分野の企業や投資家、そしてサービスを利用する人々にとっても、重要なシグナルとなります。
今後の焦点は「協議の中身」
ベセント氏の We will see という言葉は、現時点では結論が出ていないことを率直に示す表現でもあります。裏を返せば、きょう行われる協議の中身が、TikTokの米事業売却をめぐる今後の展開を左右することになります。
今後、注目したいポイントとしては、次のような点が挙げられます。
- 協議に参加する関係者がどのような論点を重視するのか
- 売却期限の扱いが、今後のデジタルプラットフォーム規制の「前例」となるのか
- 米国内外の利用者や企業が、このプロセスをどう受け止めるのか
いずれにせよ、ベセント氏の発言は、米国が一方的に結論を押し出すのではなく、対話と協議の結果を踏まえて判断しようとしていることを示すものです。国際ニュースとしても、今後の協議の内容と、その後に示される具体的な方針を追っていく必要があります。
TikTokの米事業売却問題は、単なる一企業の案件にとどまらず、デジタル経済や国際的なプラットフォームのあり方を考えるうえでも、引き続き重要なテーマとなりそうです。
Reference(s):
U.S. Treasury Secretary Bessent responds to CGTN reporter's question
cgtn.com







