港珠澳大橋、開通以来利用者9,000万人超え 2025年は年間3,000万人ペース
香港と珠海、マカオを結ぶ香港・珠海・マカオ大橋(港珠澳大橋)が、2018年10月の開通以来の累計利用者数で9,000万人を突破しました。2025年は年間3,000万人規模となる見通しで、地域の人の動きと観光を大きく変える存在になりつつあります。
開通から7年、累計9,000万人超え
橋の出入境検査所が公表した最新データによると、港珠澳大橋の珠海側の港では、開通した2018年10月からこれまでに、
- 旅客数が累計9,000万人超
- 車両の通行は累計1,868万台超
となりました。2018年の開通から7年あまりで、香港・珠海・マカオを結ぶルートとして、日常的に使われるインフラへと定着していることがうかがえます。
2024年は2,700万人、2025年は3,000万人超えへ
港珠澳大橋の利用はここ数年で大きく伸びています。2024年の年間旅客数は2,700万人に達しました。
さらに、2025年は年初から直近の時点までに、すでに2,120万人が橋を利用しており、前年同時期比で19%の増加となっています。現在のペースが続けば、
- 2025年の年間旅客数は初めて3,000万人の大台を超える見込み
と見られており、国際ニュースの中でも注目される交通インフラの一つになっています。
中国本土から香港・マカオへの個人旅行が後押し
旅客数の伸びを支えているのが、中国本土から香港やマカオへの個人旅行の増加です。2025年の年初以降だけで、
- 中国本土の住民による橋を利用した旅行が901万人超
に達しました。観光やショッピング、週末の短期旅行など、多様な目的で橋が使われているとみられます。
移動時間は3時間から30分に短縮
港珠澳大橋は、香港と珠海の移動時間を従来の約3時間からおよそ30分へと大幅に短縮しました。この時間短縮により、
- 観光
- ビジネス出張
- 留学や通学
- 家族・親族の訪問
といった目的で、香港やマカオの住民、中国本土の住民にとって使いやすい選択肢となっています。
香港・マカオの住民の利用も急増
香港とマカオの住民による利用も、この数年で大きく伸びています。
- 2019年の利用:450万人
- 2024年の利用:1,620万人
と、5年でおよそ3.5倍に拡大しました。2025年はすでに1,270万人を超えていて、
- 2025年通年では1,800万人超の利用が見込まれる
とされています。通勤や通学というよりは、観光や親族訪問、ビジネスを含む「日常的な往来」を支えるルートとしての存在感が増しています。
数字が示す、地域のつながりの変化
累計9,000万人、年間3,000万人規模という数字は、単なる交通量の増加以上の意味を持ちます。橋によって移動時間が短縮されることで、人の行き来が増え、
- 観光消費の拡大
- ビジネス交流の活性化
- 家族や友人同士の往来のしやすさ
など、生活と経済の両面に影響が及んでいます。
2025年末にかけて、港珠澳大橋の年間旅客数がどこまで伸びるのか。そして、香港、珠海、マカオを行き交う人びとの暮らしや仕事がどのように変化していくのか。今後も数字の推移とともに注目していきたい動きです。
Reference(s):
Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge sees 90 mln passenger trips since 2018
cgtn.com








