国際市場で金価格1オンス4000ドル 過去最高と2026年見通し
国際金価格がついに1オンス=4000ドルの大台を突破し、過去最高値を更新しました。先物価格も史上最高値を付け、金市場が改めて世界の注目を集めています。
金価格が1オンス4000ドル突破、現物と先物で過去最高
最新の市場データによると、現物の金価格(スポット価格)は水曜日の取引で1オンス=4000ドルを超え、史上初めてこの水準に到達しました。
一方、前日の火曜日には、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)で12月渡しの金先物が1オンス=4004.40ドルで取引を終えました。前日比0.71%高となり、こちらも過去最高の終値を更新しています。
背景:ETFマネーと中央銀行の買い
金価格の上昇を背景に、ゴールドマン・サックスは2026年12月の金価格見通しを引き上げました。従来の1オンス=4300ドルから4900ドルへと予測を上方修正しています。
同社は、予測引き上げの理由として、欧米を中心とした市場での金に連動する上場投資信託(ETF)への資金流入が強いこと、そして各国の中央銀行による金購入が今後も続くとの見方を挙げています。
金ETFは、投資家が現物の金を保有しなくても、証券取引所を通じて金価格に連動した投資ができる商品です。資金流入が増えることは、間接的に金需要の強さを示すサインと受け止められます。
- 西側市場での金ETFへの資金流入の加速
- 中央銀行による金購入の継続期待
投資家にとってのポイント
金は長年、「安全資産」や「インフレへの備え」として注目されてきましたが、価格が過去最高水準にある局面では、次のような点に目を向ける必要があります。
- 短期的には価格の変動が激しくなる可能性があること
- 長期的な資産形成の中で、金をどの程度組み入れるかという全体バランス
- 現物、先物、ETFなど、どの手段で金価格に連動した投資を行うかの違い
急騰局面では「乗り遅れたくない」という心理が働きやすくなりますが、価格水準だけでなく、自身のリスク許容度や投資期間を冷静に見直すことが重要だといえます。
今後の金市場をどう見るか
1オンス=4000ドル台という節目を突破したことで、金市場は新たな局面に入ったとの見方も出てきそうです。
ゴールドマン・サックスが示した2026年12月に向けた4900ドルという予測は、今後数年にわたり金価格が高止まり、もしくは一段と上昇する可能性を示唆しています。ただし、その過程での値動きは不透明であり、ETFへの資金流入や中央銀行の動きが引き続き重要な手掛かりとなりそうです。
2025年12月8日現在、金価格をめぐる国際ニュースは、インフレ、金利、地政学リスクなど幅広いテーマとも結びついています。日々のヘッドラインを追いながら、中長期的な視点で世界経済と市場の変化を読み解いていくことが求められます。
Reference(s):
cgtn.com








