国際ニュース 海南省三亜が国際線を拡充 ベラルーシやマレーシア直行便 video poster
中国海南省のリゾート都市・三亜からベラルーシやモンゴル、ロシア、マレーシアへ向かう新たな国際線が10月に相次いで就航し、一帯一路関連の国・地域との人やモノの往来がさらに広がりつつあります。
10月8〜11日に3路線が一斉スタート
10月8日から11日までの4日間で、三亜からの新規国際線が3路線就航しました。就航が発表されたのは、三亜〜ミンスク、ウランバートル〜三亜〜ウラン・ウデ、三亜〜クアラルンプールの3路線です。これにより、中国の国際線ネットワークが拡大し、一帯一路構想のパートナー国との接続が強化されたとされています。
三亜〜ミンスク 初便は搭乗率98%
三亜とベラルーシのミンスクを結ぶ「三亜〜ミンスク」路線は、三亜とベラルーシを直接結ぶ初のフライトとなりました。初便の搭乗率は98%に達し、高い需要をうかがわせる滑り出しとなりました。
モンゴルとロシアを結ぶ「第五の自由」路線
「ウランバートル〜三亜〜ウラン・ウデ」路線は、三亜にとっていわゆる「第五の自由」に基づく3本目の旅客路線です。すでに運航している「プノンペン〜三亜〜シンガポール」と「フランクフルト〜バンコク〜三亜」に続くもので、中国、モンゴル、ロシアのあいだで旅客交流と物流協力を進める役割を担うと位置づけられています。
第五の自由とは、自国を経由して他国間を結ぶ区間でも旅客や貨物を運ぶことを認める国際民間航空の取り決めの一つとされます。三亜経由のルートが増えることで、北東アジアと中国南部をつなぐ選択肢が広がります。
クアラルンプール便と査証免除が後押し
三亜とマレーシアのクアラルンプールを結ぶ「三亜〜クアラルンプール」路線は、東南アジアのハブ都市と三亜を直接結びます。中国とマレーシアの相互査証免除(ビザなし)措置のもとで、海南が東南アジア諸国連合(ASEAN)への航空ゲートウェイとして果たす役割をさらに強めると期待されています。
マレーシア華人観光協会の劉偉康会長は「三亜への直行便は、わたしたちの観光産業に大きな恩恵をもたらします。マレーシアからの旅行者は、これまで経由していた海口を通らずに三亜へ直接飛べるようになりました。非常に特別な一日です」と述べ、新路線への期待を語りました。
38路線・29都市へ 広がる三亜の国際ネットワーク
海南省はこれまで、東南アジアやロシア、ベラルーシなどで観光プロモーションを行い、三亜の国際線開設に向けた土台づくりを進めてきました。こうした取り組みの結果、今回の新規就航も含め、三亜発の国際線は合計38路線となり、29の海外都市をカバーするまでに拡大しています。
一帯一路と地域観光のハブとして
今回の路線拡充は、一帯一路のパートナー国と中国を結ぶ空のネットワークを厚くし、観光だけでなくビジネスや物流の面でも交流を後押しする動きといえます。三亜と周辺地域が、アジアと欧州を見据えた国際的な観光・交流のハブとしてどこまで存在感を高めていくのか、今後の展開が注目されます。
Reference(s):
Hainan expands international flight routes to boost global exchange
cgtn.com








