イケア中国幹部「中国市場の成長に自信」 第8回CIIEで語った展望 video poster
2025年に上海で開催中の第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)で、イケア中国の上級副社長アレクセイ・エフレモフ氏が、中国市場の成長への強い自信と、その市場から「学ぶ」という姿勢を示しました。中国市場をどう位置づけているのかは、国際ニュースとしても、ビジネスの行方を占ううえで重要なポイントです。
第8回CIIEで示した「中国の成長への自信」
エフレモフ氏は、国際メディアのCGTNによる単独インタビューに応じ、中国経済の成長にイケア中国として自信を持っていると語りました。インタビューは、水曜日から月曜日までの会期で上海で開かれている第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)の会場で行われています。
同氏は、中国本土(中国)市場は依然として大きな可能性を秘めており、長期的な成長機会があるという見方を示しました。単に売上を伸ばす場としてだけでなく、パートナー企業との協力を通じて、新しい取り組みを試し、育てていく場として重視していることがうかがえます。
- 中国の成長に対して強い自信を持っていること
- 中国市場は「機会に満ちた」場だと捉えていること
- 現地での成果を世界に広げていく意欲を示していること
中国市場での成果を「世界にプロモート」
エフレモフ氏は、イケアが中国本土でパートナーとともに築いてきた成果は、世界の他の市場にも展開できると述べました。これは、中国市場が単なる一つの地域市場ではなく、グローバル戦略の出発点として位置づけられていることを意味します。
ここで言う「成果」には、製品やサービスの工夫だけでなく、現地パートナーとの協業の在り方や、生活者に寄り添ったビジネスモデルなど、さまざまな要素が含まれていると考えられます。中国の生活者との対話から生まれたアイデアが、そのまま、あるいは形を変えながら、世界の店舗やオンラインサービスに広がっていくイメージです。
「学びの市場」としての中国本土
今回の発言で特徴的なのは、イケア中国が中国本土市場を「学びの場」として捉えている点です。単に商品を投入するのではなく、現地の生活スタイルや価値観から学び、それをもとにビジネスを磨いていくという姿勢がにじみます。
企業にとって、ある市場から「学ぶ」とは、次のような意味を持ちます。
- 生活者のニーズや行動の変化を敏感に観察すること
- 現地パートナーと協力し、新しい試みを素早く実行してみること
- うまくいった取り組みを、他地域にも応用すること
エフレモフ氏のコメントは、こうした循環の中で、中国本土市場が重要な役割を果たしていることを示していると言えます。
CIIEという舞台が示すメッセージ
第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)は、海外企業と中国市場をつなぐ場として位置づけられています。その会場で、イケア中国の幹部が中国の成長に対する自信と、市場から学ぶ姿勢を語ったことには、象徴的な意味があります。
輸入博覧会という「窓口」の場で、中国本土市場の経験を世界に共有していくというメッセージを発信することは、中国と海外企業の関係が、一方向ではなく双方向の学びと協力に変わりつつあることを示唆しています。
日本の読者にとっての含意
このニュースは、日本語で国際ニュースを追う読者にとっても示唆に富んでいます。どの地域の市場から学び、どこを次の成長拠点と見なすのかは、企業の競争力を大きく左右するからです。
イケア中国のエフレモフ氏が示したのは、「中国本土市場での経験を、世界に向けて発信していく」という発想でした。日本やアジアの企業にとっても、自社がどの市場を「学びの起点」として見るのかを考えるきっかけになりそうです。
第8回CIIEの会場から聞こえてきたこのメッセージは、中国市場をめぐる議論を超えて、「次のスタンダードはどこから生まれるのか」という、より広い問いを私たちに投げかけています。
Reference(s):
IKEA China: Confident in China's growth and learning from its market
cgtn.com








